いよいよ学校が始まりました。
この年末年始、振り返ればひたすら『のだめ』を見ていたような気がします(笑)。

大掃除もそこそこに28〜30日までずーっとドラマ『のだめカンタービレ』再放送を見続け、先日のヨーロッパ編ももちろん!!!!!
第一夜は金曜日だったため、子どもを先に寝かすのが大変でした。うちの子は未だ親が一緒でないと寝ない。
寂しい、怖いというより、「自分だってまだ起きていたいのになぜママだけ!」と思うらしい。
9時からドラマを見始めて、「10時には寝なさい!」と寝室に追っ払ったものの、「ママも10時半には寝なきゃダメだよ!」と言われ。

意地でも最後まで見てやるつもりが、息子、喉の調子が悪かったらしく寝室からずっと咳の音が。
10時半になり、ちらっと様子を見に行くと「ママ〜、10時35分やで」と言ってまだ起きている。

くそ〜。
寝てろよ。

仕方なく諦めて寝ました。
そして翌朝6時半に起きてビデオで続き見ました。
翌日は実家に行く日だったので、それぐらいの時間に起きないと見られなかったのです。
普段はしょっちゅう寝坊しているくせに、そういうことのためなら起きられるのよね。

で、第二夜は実家です。
お風呂に入っていた最初の30分以外、最後まで全部見ました。
「『鹿鳴館』見ようかな」と言っている母を押しのけ、実家のテレビを私物化。
年末の再放送ですっかり『のだめ』フリークになった夫も途中までお付き合い。「録画してあるんやんな?」と私に確認してから寝に行くほど彼もはまってます。

いやぁ、ほんっとに、いいですねぇ。
日本編の再放送でも思ったけど、やっぱりマンガより面白い。
マンガ以上に派手だもんね、なんか。投げ飛ばしとか、千秋様の白目とかが。
玉木宏の千秋様も上野樹里ののだめも、ほんとに絶品。
マンガでは聞こえない音楽がちゃんと聞こえてくるというところも大きいし、何より!!!

ドラマの方が千秋とのだめがラブラブだと思う。

千秋が、原作以上にのだめを想っているでしょ。
そこが、たまらないのよねぇ。
抱きしめて、「変態の森へ!」で終わるラストシーン、最高ですわ。
原作ではその後も危機がいっぱい、すれちがいがいっぱいで、「ラブコメ」の部分より「音楽」の部分が強くなっているので、ドラマ、幸せでした。

すっかりしゃべりがのだめになって、バーゲンで「のだめみたい!」なワンピースを買ってしまったおバカな私です。
年を考えなさい(笑)。

しかしヨーロッパ編。
お金かかってましたね。
パリとプラハでのロケ。わざわざ描いたモーツァルトの肖像画、わざわざ作った胸像。
たった数秒の「ありえない風」シーンのために用意された小型飛行機のエンジン。

キャストも色んな人が出てて。
最初、フランクがウエンツ君でターニャがベッキーと聞いた時は「え?」と思ったのだけど、竹中直人の「どこが外人やねん!」というシュトレーゼマンと同じく、嘘くさいとこがかえって良いのだなと(笑)。

リアリティはない方がいいんだ。

徹底してフィクションで「ありえない」のに、そこで描かれる青春の苦悩ときらめき(!)は真実のもので、「嘘八百」だからこそくっきりとストレートに感動が迫ってくる。

のだめ、原作以上に苦しんでたもんね。
「何のためにピアノを弾くのか?」
猫背椿さん扮するオクレール先生の助手に「だったら日本に帰って好きな曲を好きなように弾いてなさい!」って怒られるとこ、すごくグサっと来た。
耳が痛いわ……。

猫背椿さんに片桐はいりさん。
ダニエル・カール、ジローラモさんにセイン・カミュ。
楽しいキャスティングだよね。

笑って泣ける、とびきりのエンターテインメイト。
もう1回(と言わず何度でも)ビデオで見よっと♪