美輪明宏さん主演の映画、『黒蜥蜴』を滋賀会館まで見に行ったのは、もう1年も前のことになる。2007年の5月だった。
その時の記事、「美輪明宏in『黒蜥蜴』」はこのblogの中でも5位のアクセス数を誇っていたりする。ちょっと意外。
きっと、再演のおかげで検索をかける人が増えたんだろうな、と思うけれども。

あの映画を見た時に、「とても舞台的な作りの映画」だと思って、「やっぱりこれは舞台で見るのが一番いいんだろうな」と思った私としては、やはり再演されたら見に行かないわけにはいかない。

もう美輪さんもけっこうなお年ではあるわけで、お元気なうちに「生の美輪明宏」というものを体験しておきたいな、とも思ったのだ。
だってやっぱり、あーゆー人はそうそう出てこないでしょう? ただ「顔がきれいな男」とか「女装して変じゃない男」なんていうのはいくらでもいると思うけど、スターがスターじゃなくなって、この子もあの子もみんな「イケメン」になっちゃったこれからは、あーゆー強烈な「美意識の人」はもう、生まれてこないのじゃないかな。
……まぁ今までだって、美輪さん以外に名前を思いつかないけれども。(ピーターとか? 玉三郎さんとか?)

せっかく同じ時代に生まれたんだから、一回ぐらいは生で見ておかないとな、と思うのだった。



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