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昨日の夕方、もう一度医者に行って、インフルエンザの簡易検査をしてもらった。

もちろん陽性。

インフルエンザA型――おそらくは新型インフルエンザなのであろう。

検査結果を待つまでもなく、熱の上がり方やその他の様子から見てインフルであろうことは確信していたが。

めでたく確定したので、タミフルが処方された。

10代へのタミフル処方はどーのこーの、という問題があるのだが、今回は良くなったんだったっけか? 10代といってもうちは小学生だから、中・高校生のためにリレンザはとっておくのかな。

何しろ小児用タミフルがないらしい。

息子の小学校では今週に入ってねずみ算式にインフル患者が急増し、かかりつけの医院では小児用タミフルが足りずに大人用のタミフルを砕いて(というか、カプセルの中身を出して、ということのようだが)子どもに処方しているのだとか。

子供用は一応「ドライシロップ」ということで味がついているんだけど、「カプセルの中身」に飲みやすい味がついているわけもないから、めっちゃまずいらしい。

息子、飲むのに苦労している。お気の毒。

日本全体としてはともかく、地域的には小児用タミフルが足りない状況なのだから、「確実に判定できる24時間経ってからでないと検査もしないし、タミフルの処方もしない」というのは、まぁ仕方のないことだったんだろうな。

親としては24時間待つのは心配だし、実際昨日の午後にはお腹に来て、「お腹痛い~!」とトイレで泣き叫んでいたのでどーしようかと思ったが。

今日は熱も37℃台まで下がって、気分も良さそうである。

タミフルの威力か、それとも単にもう3日目だから、自然に落ち着いてきただけだろうか。


しかし本当に、これが強毒性だったらどうなっているのだろう。

バタバタと子どもが亡くなったりするのではないか。

ものすごく怖ろしい。

予防接種は万能ではないとはいえ、流行にまったく追いついていないちんたらしたスケジュールには苛立ちを覚える。

春先の流行が関西圏だったから、政府は高をくくったんじゃないかとつい邪推したりして。


昨日、私たちが検査に行った時、同じようなインフル疑いの患者が2組いて、診察室の隣の部屋の、カーテンで仕切られただけのベッドに横になって待っていた。

もともとそこは点滴等をする「処置室」なので、季節性インフルエンザの予防接種に来たらしい親子が一番端のベッドで注射を打たれている気配。

なんか、予防接種に来て逆にインフルもらって帰りそうな気がするねんけど。

予防接種だけの時間を作った方がいいんじゃなかろうか。

滋賀では来月4日から小学校低学年以下への新型インフル予防接種が始まるわけだけど、それはもう学校とか保健所での集団接種にしちゃった方がいいんじゃないのかなぁ。

熱出してふうふう言ってる子どもを連れて待っている身としては、間に予防接種とか入るとイライラするし、接種を受ける人だって、すぐそばに患者がいる状況は嬉しくないでしょう。

もし強毒性だったら絶対こういうふうにはしてないだろう、と思うのだが、強毒性が流行した時の地域医療のシミュレーションって本当にちゃんとできているんだろうか。ちょっと(かなり)不安。



以上、インフル流行の現場からお伝えいたしました(笑)。


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