(※ツアー終わるまで公開を遅らせていました。書いたのは5月中旬から下旬にかけてです)

行ってきました、Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001 [SINGularity]
5月3日(金曜日)、Zepp Osaka Bayside大阪公演2日目。

と書いてる時点でもう1週間以上経ってしまっていて、記憶があやふやどころではないのですが(汗)、あとで自分で振り返るために一応記事にしておきます。

T.M.Revolutionとしての西川くんは割と早い段階から好きで、3枚目のアルバム「triple joker」はちゃんと買ったし、a.b.sの曲もけっこうヘビロテしてるんだけど、イナフェス以外は参戦したことがなかった。

で、去年のイナフェスでの「西川貴教」名義ライブを聴いて、「あ~、もっと聞きてぇ~!」と思い、単独ライブあったら是非行きたいと狙ってたんです。
何しろ西川貴教名義の曲がどれも超好み
全部刺さる。

GACKTさんはライブどころか新曲も全然出してくれないし(『罪の継承』から早や2年…)、浮気してもしょーがないよねーーーーーー。

そんなわけで早々に「SINGularity」のチケット取ったんだけども、ホールではなくライブハウスということで。
あちこち痛いおばちゃんには不安が多かった。
ロッカーも不安だったが自分の体力が一番不安だった。
(久々のライブハウスでどぎまぎした話はこちら

あー、でも行って良かったよー、ほんと。
西川兄貴すごいわ。
ほんと歌うまいし声量、迫力、圧倒的。
1週間に6本ライブで、大阪2日目終わったあと東京とんぼ返りで4時間生放送などという過酷なスケジュールで、声が嗄れてない!

いや、まぁ、多少は嗄れてたけど、1週間6本の、その6本目のライブとは思えないぐらいしっかりした声だった。
すごい。

しかも後半、特にヒートアップして連チャンで歌いまくりなのに、声量が落ちない。
客として参加してるだけでへろへろなのに、よく倒れないよなぁ。

「筋肉は裏切らない」なのだろうか。

GACKTさんにしても西川兄貴にしても、これだけのライブをするためにはやはり日々のトレーニングが欠かせないのよねぇ。
(GACKTさんはトレーニングばかりでライブしてくれないけど…うう)

2日目は15時開演で、私は2時半頃には入場していたと思うのだけど、14時55分くらいに「機材トラブルのため開演が遅れています」というアナウンス。
初めてのZeppで開場1時間遅れに遭遇した私には多少の遅れは無問題。
あの時は帰りの電車の都合で最後までいられなくなったけど、15時が16時になってもまだまだ電車は大丈夫。

すべてのライブが15時くらいの開演ならいいのに。

15時くらいにステージ上に電光掲示板が登場。
15分をカウントダウンしていく。
(本来、このカウントダウンが14時45分頃に始まるはずだったのでしょう)
数字が0になると西川兄貴が――いや、まだ登場しなかったような???

数字が0になるとガーッと0と1のデータの羅列みたいのが流れて……あ、その前に「System Boot」って表示が出たんだったかな、もうほんと記憶がテキトーだけども、いかにも「デジタルな世界」を感じさせる映像と「SINGularity」が流れて、ステージ上に他のメンバーが登場して、いよいよ西川兄貴ーーーーーっ!

1曲目が「Roll The Dice」だったのは覚えてるけど、後の順番はもう……覚えてられなかった……。でもアルバム「SINGularity」の曲は「ever free」以外全部歌ってくれたと思う。

割と早い段階で「これは知らない」っていうのが来たけど、それは澤野弘之さんのアルバムに収録されてる「NOISEofRAIN」(※リンクはSpotify)だったもよう。

その曲以外はアルバムの並びと同じ順番だったのでは……。あ、「BIRI×BIRI」は最後まで取っておかれたけど。

どの曲も好きだし、生で聞けて、一緒に歌って踊れて楽しかったけど、「UNBROKEN」聞けた
のほんと嬉しかったー!好き!!!

大阪1日目では西川兄貴がギターソロパートを歌ったらしいですけども。
なんか、ベースの人がこけて足捻挫して、こけた時にギターの機材にぶつかって音が出なくなっちゃって、やむなく「UNBROKEN」のギターソロを兄貴が歌ったそう。

「ギターソロ歌ったの初めてだよ!」
そらそやろ(笑)。

でもむしろ嬉しいサプライズだよね。非常にレアな音源。私も聞きたかった、兄貴のギターソロ。

で。

最初から後ろの映像に「フレイ(“F.L.A.I”だったかな?)」とかいうAIが映し出されていてですね。
こいつがライブを通して人間の心や行動を学習していく。
で、「UNBROKEN」終わったところで、「人間とAIは共存できない。人間はろくでもないから」と言い出す。
「ろくでもない」の証拠として戦争とかの映像が流れ、「AIが人間になれば」みたいな話になる。

道具をどんどん進化させてきた人間。
でも、もしかしたら道具の方が――AIこそが、「物理的実体」を手に入れるために人間を進化させてきたのかもよ、みたいな。

「あなたはどうする?西川貴教」とフレイに言われ、兄貴は――。

兄貴とAIの融合というかAIによる兄貴の再構成みたいな感じの映像が流れ、新生西川貴教が登場して後半スタート!

再び「Roll The Dice」なんだけど、アレンジがクラブミックスっていうの? なるほど「AIと融合したな」的なこう、デジタル音多めっていうかユーロビートっていうか(←音楽ジャンルがわからない人)。

途中兄貴が「今ここが世界で一番熱いクラブだーーーーっ!」「踊れーーーーっ!」ってふうに煽っていたので、そういうアレンジ。
「Roll The Dice」「His/Story」「REBRAIN In Your Head」「Hear Me」「HERO」「Elegy of Prisoner」「UNBROKEN」と立て続けに。

まだアルバム1枚の新人だからTMRの曲とかも混ぜてくるのかな、と思っていたらアレンジ違いで攻めてくるとは。

しかもAIとの融合でそこまでとは「違う存在になった」みたいなStoryで「同じ曲だけど違う」をやる。
「SINGularity」というアルバムタイトル自体洒落てるなぁ、うまいなぁと思っていたけど、「人工知能が人間の頭脳を超えて文明の進歩の主役に躍り出る技術的特異点=Singularity」と「SING」をかけて、特異点を超えたところで同じ歌だけど違うものになる、はぁぁ、なるほど。

T.M.Revolutionから「西川貴教」名義で新しい一歩を踏み出すっていうのともリンクするものねぇ。デビューから20年余り、「SING」の特異点を超えてその先へ。

また一から「新人」として出発することを「怖いよ」と言い、「怖いけれども、もう一度この声だけで勝負する!」とMCで言っていた兄貴。
これにはうるっと来ました。

「この声だけで」
ホントにね。冒頭でも言ったけど、後半ノンストップダンスミックスみたいな感じだったのに、喉からCD音源、ずっと見事な歌唱で。

素晴らしかった。

最後は「BIRI×BIRI」。みんなでビリビリ兄貴の歌に感電しながら踊るぅ~~~♪

終演は17時5分ぐらいだったかな。
始まったのが15時15分なので1時間50分くらいか。
終わってもまだ明るくて、田舎住みのアラフィフには本当にありがたい。

また西川貴教名義のホールツアーあったら行きたいと思いました(ライブハウスやはり色々しんどい(^^;))


(ところでフレイの声、沢城みゆきさんぽく聞こえたけどどなたが担当していたんだろう…)