11月26日火曜日、あんまりいいお天気ではなかったけど、行ける日に行っとけ!ってことで。
いつも後回しにしてしまう百済寺ですが……いや、ちょっと、「こんなに良かったっけ!?」と思うぐらい良かったです! 少なくとも今年の三山では百済寺が一番沁みた。

「百済寺はもういいや、また今度」とか思ってすいませんでした!!!!!!
ついつい西明寺の方に行ってしまうのは、あの苔むした参道の雰囲気がお気に入りなのもあるんですが、あっちの方が道がわかりやすくて行きやすいんですよね。
高速にも乗れないヘタレドライバー、普段は近所のスーパーに買い物行くぐらいしか運転しないので、なるべく「わかりやすい、走りやすい道」で行ける方を優先してしまう。
前回百済寺行った時はナビにぐるぐるさせられてしまったトラウマもあるし。
今回は無事まっすぐたどり着けました。最後はやっぱり細い山道で、「こんなとこだったっけ。本当にこのまま行っていいんだっけ」と不安になりましたが(^^;)
その、駐車場にたどり着くまでの山道も「紅葉のトンネル」のようになってて、不安になりつつも「ひゃあ~、きれい~」と感動。
もっと手前のところで遠くに山が見えている段階からもう「紅葉の錦 神のまにまに」という感じで、素敵だったんですよね~。日本人が山を神と崇める気持ちがわかりすぎる。
着いたのは10時20分頃。一番上の、通用門に近い駐車場に停められました。百済寺さんも駐車場は無料。
ちょこっとお土産屋さんも出ていて、揚げたて近江牛コロッケのいい匂いがしてました(笑)。
もうここから紅葉が綺麗です。

通用門はこんな感じ。天気が良くないので写真がボーッとしてるのはご容赦。

通用門をくぐるととたんに視界が開け、南庭。

他の参拝客の方から「わぁ」と声が上がるぐらいの紅葉でしたが残念ながら写真はボーっ。うう、無念。
西明寺さん、金剛輪寺さんと同じく百済寺さんにも寒桜が淡いピンクの花を咲かせています。

受付を済ませ、まずは本坊の庭園から。入るといきなり小野道風直筆と伝えられる碑。「下乗」と書いてあるそうな。

苔の上に降り積もる紅葉がたまらん~~~。


ここの池泉回遊式庭園は県内最大クラスらしく、聖徳太子ゆかりの「ハナノキ」が植わっていたりもします。
何よりこの風情がたまらん!たまらんしか言ってない!(笑)

「天下遠望の名園」と称されるとおり、石段を登っていくと眼下に琵琶湖まで一望。

写真は相変わらずボーッとしてますが、目ではもっときれいに遠くまで見え、紅葉も映え、気持ちがよいです。
こんな感じに見渡せる↓

庭園から石垣参道へと続く小径がまた大変美しい。敷き詰められた紅葉ハァハァ…。

参道に出てすぐのところには弥勒様。

画面下の緑の部分、三椏の群生なんですけど、百済寺境内にはたくさん三椏があって、「観音様にお参りしてから三椏の花びらに優しく触れて香りを嗅ぐと大きなご利益と金運に恵まれる」という言い伝えがあるそう。
和紙の原料として有名な三椏、花が咲くのは3月頃だそうで、香りを嗅ぐためには早春に訪れないと!

参道から見あげる仁王門。
はぁ~、この鬱蒼とした感じが実に聖域っぽくていいわぁ。
団体さんを案内するガイドさんが「この雰囲気が滋賀のお寺の特徴ですね、京都や奈良みたいにきれいに舗装されたり整備されすぎてなくて」みたいに言ってはったけど、ほんと滋賀の寺社どこも深山幽谷で素晴らしいですわ。
参拝=ちょっとした山登りになってしまうけど、百済寺はそれほどきつくはないです。金剛輪寺が一番しんどかった。
石段のない、「足に優しいなだら坂」(脇参道)もあるんですが、特に足に支障のない人はやはりこの石段の風情を楽しんでいただきたい。ルイス・フロイスに「地上の天国」と言わしめたこの参道を……。

歩くだけで楽しいというか歩くのが楽しいというか、ほんとこの「太古の森」「神の杜」の雰囲気たまりません。神社じゃなくてお寺だけど、古来日本は神仏習合、大木には注連縄張られてたりしますし、絶対木の神宿ってる。

たどり着いた本堂。
参道も含め、三山のうちでここが一番わびさび感ありますね。古刹感というか。
実際、西暦606年に聖徳太子が建立したと伝えられていて、滋賀はもちろん全国でも最古級の寺院。
信長による焼き討ちで壊滅的打撃を受け、現在の本堂は1650年に再建されたものだとか。
格子の外からの拝観にはなりますが、如意輪観音様、聖観音様の美しいお姿を拝することができます。(ご本尊は秘仏)

下りも楽しい石垣参道。

実は駐車場を越えてずーっと降りて行くと赤門があり、途中には極楽橋や阿弥陀堂もある森林浴散策コースになっているのですが、未だ行ったことがない!
ていうか、家帰ってパンフレット見て「え!?」ってなりました。
前回訪れた時もきっとblog記事書く時にパンフ見たと思うんだけど、全然記憶がない。降りていかないまま、駐車場に戻ってしまった。あああああああ、もったいない。
来秋は天気のいい日に真っ先に百済寺を訪れようと思ったことでした。いや、秋を待たずとも、三椏の花咲く早春、青もみじが美しい初夏にでも……。

【余談:アクセスについて】
お隣、京都はオーバーツーリズムでこの秋も大変なことになっているそうですが、滋賀はゆったり参拝できます。
とはいえ、京都とは別の意味で公共交通が死んでいるので、湖東三山への鉄道アクセスは非常に悪い。車なら名神の湖東三山スマートICから西明寺&金剛輪寺はすぐ、金剛輪寺から百済寺まで7㎞程度、百済寺から永源寺までが9㎞ほどかな。
大阪方面の方は帰りは八日市ICへ、百済寺からでも永源寺からでも15分ほどです。
車なら1日で全部回れます。もっとも、全部いっぺんに回ると足が死にますが(笑)。
紅葉シーズンは近江鉄道バスが湖東三山と永源寺をめぐる定期観光バスを運行。京都駅からも出ているそう。→詳しくはこちら
彦根駅から紅葉シャトルバスも出ているようですが、これはけっこう期間が短い。→詳しくは湖東三山観光振興連絡会のサイトへ
普通の路線バスは……やっぱり死んでますね、1時間に1本もない感じ。JR能登川駅から百済寺本町までのバス、1日に6便……。
もし私が未だ大阪に住んでたら「無理!」と即却下です(^^;)
アクセスが悪いからこそあまり混雑せず(今年永源寺は日曜に行ったけど駐車場もすぐ入れた)、静かな雰囲気を楽しめるとも言えますが、もうちょっと何とかならんのかな…ならないんだろうな……。
【さらに余談:飲食について】
・湖東三山スマートIC入り口に飲食&物販&観光情報を提供する「湖東三山館あいしょう」があります。入ったことがないのでお値段や品揃えは不明(^^;)
・西明寺門前には蕎麦打ち体験もできる蕎麦&和食処「一休庵」さんが。
・金剛輪寺と永源寺には境内内にお蕎麦やおうどんをいただける茶店的なものがあります。トップシーズンじゃなくてもやっているのかどうかは不明。また、永源寺はこんにゃくで有名なので、立ち食いおでんを売るお店も。
・百済寺付近では道の駅愛東マーガレットステーションがおすすめ。ジェラートや販売日限定米粉ドーナツが美味しい。季節の野菜を使ったビュッフェスタイルのレストランもあります。
【関連記事】
・紅葉の湖東三山・西明寺2019
・紅葉の湖東三山・金剛輪寺2019
・紅葉の永源寺2019
・紅葉の湖東三山~百済寺~(2013年に訪れた時の記事)
・紅葉じゃないけど湖東三山~百済寺~(2012年5月参拝時の写真。新緑の頃もいいですよ~)
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