花組月組100周年記念『Greatest Moment』 の記事に書き忘れたことがあったので、おまけです。

『Greatest Moment』の中で『ファンシー・タッチ』の男役大階段場面が再現されていたんだけれども、オリジナルメンバーがヤンさん(安寿ミラ)、ミキちゃん(真矢ミキ)、タモちゃん(愛華みれ)、マミちゃん(真琴つばさ)、リカちゃん(紫吹淳)で、そのうちの4人が今回揃ってるのほんとすごいなぁ、って。

「この面子揃ってるんだからあのシーンやろ!」ってなるよね、そりゃ。三木センセじゃなくても。

てゆーか、みんなトップになったから今回集結してるわけで、しかも今回は出演していないリカちゃんもトップになっている。
あの場面のセンターで踊ってた男役5人全員トップになってるってめちゃくちゃじゃない? あの時期の花組ってどうなってるの???

マミちゃんが後に「若手スターがひしめきすぎてて自分にとっては暗黒時代だった」と言ったらしいの、さもありなんすぎる。

花組にひしめきすぎてたのでマミちゃんとリカちゃんは月組でトップになるわけで、ノンちゃんのあと月組トップは二代続けて花組スターさんだったんだなぁ、と今さらながら思った。

「花組月組100周年」、ちょうど私がよく観ていた時期の花組と月組はクロスオーバーしてたんだな、と。

リカちゃんの後、彩輝さんは月組→星組→新専科を経て月組トップ。
そして瀬奈さんはまた花組からの月組トップ。
瀬奈さん、下級生として『ファンシー・タッチ』や『メガ・ヴィジョン』に出てるんだもんなぁ。なんか、むしろ「あの頃月組生」をもっと出してください!と言いたくなるぐらい花組っ子が多い……。

瀬奈さん絡みでついでに言うと、今回瀬奈さんが『華麗なるギャツビー』の「朝日ののぼる前に」を歌われてて、「えーーー」ってなりました。
『ギャツビー』は雪組のものじゃん、あの歌はカリンチョさん(杜けあき)のものじゃん……。再演したとはいえ、「花組月組」の公演にあの歌が出てくるの、すごくムズムズしてしまった。

『ベルばら』とか『エリザベート』とか色んな組で何度もやってるやつは誰が歌っても気にならないんだけど、公演数が少ないやつは……(瀬奈さん時代の月組をまったく観ていなくて思い入れがないせいもある。瀬奈さんファンの方、ごめんなさい)。

そういえば安奈淳さんが『ノバ・ボサ・ノバ』の「アマール・アマール」を歌ってらして、とても素敵だったんだけど、『ノバ・ボサ・ノバ』、ヤンさんがずっと「やってみたい役」に挙げてらして、でもヤンさん時代には再演されず、数年後にトドちゃん(轟悠)とマミちゃんによって再演されるという。

トークの時にヤンさんとミキちゃんが「みんな楽屋に戻らずにずっと袖で先輩方のステージを見てる」ってふうに言ってらして、「アマール・アマール」の時はヤンさんも袖でかぶりついてらしたのかなぁ。

はぁ。
観に行ってもう1週間。
東京公演のLIVE配信に心惹かれて困る……お金、お金が……。