2026年2月20日の夕方、Riffusionのライブラリが全部消えてしまった。「Producer.ai」という名称になってからも存続していた「classic.riffuison」サイトも消滅。
ちょっと、さすがにショックなので、経緯と、感じたこと&考えたことを記録に残しておこうと思う。
【2月17日、サイト上の告知を見る】
データが消えることを知ったのは、2月17日の午後だった。Producer.aiのサイトを開くといきなりこんなポップアップが出た。
「2月20日に新モデルに移行するので、19日中に曲データをダウンロードしておいてくれ」
この告知だけだと、「新モデルに移行するので、念のため必要なデータをバックアップしておいてくれ」というふうに読めなくもないのだけど、Twitterで検索すると「新モデルにはライブラリが移行されない=消滅する」ので「ダウンロードしておけ」ということらしかった。
は? マジで???
ってゆーかそれ、消滅の2日前に言うこと???
そもそもサイトを開かなかったら気がつかないわけで、いくらなんでも不親切ではと思っていたら、2月18日の朝になって運営からメールが届いた。PST(太平洋標準時)で2月20日なので、このメールの時点でも消滅まで2日半ほどの猶予があるっちゃあるんだけども、私のような無職ならともかく、日中仕事で忙しくしている人が「2日のうちに必要なデータはすべてダウンロードしておいてくれ」と言われても困るよねぇ。
しかも一括アーカイブ機能とかなくて、1曲1曲手動でダウンロードしなきゃいけないんだよ。無理じゃん。
【しかしTwitterで嘆いている人はほとんどいない】
もともとRiffusionについてつぶやいている人(特に日本語で)はほとんどいなかったんだけど、検索しても「オワーッ!」っとなってる人がほとんど出てこなくて、誰ともショックを共有できず、とても寂しかった。
ギリギリになって2人ほど嘆いている人を見かけたけど、Riffusion、もしかして全然使われてない??? いくらDiscordコミュニティが主戦場とはいっても、「昨日の今日」のスピード感でデータ全消去されるのに、言及してる人がいなさすぎる。
私なんかは無料民なので、「予告なくサービスは終了することがあります」でもまぁしゃーない部分はあるんだけど、課金してがっつり使ってた人は阿鼻叫喚じゃないの??? むしろ課金してる人は収益化(YouTubeアップ等)のために都度しっかりダウンロードしていて、サイト上のライブラリが消えても問題なかったりするんだろうか。
お金払ってるサービスがいきなり「2日後にはデータ全部消すね」って言ってきたら、ちょっともう使い続けるのやめよう、ってなりそうだけど。
【メールには解約への案内とclassicの終了告知も】
運営もその辺は理解しているのか、メールには「サブスクやめたかったらアカウント設定から手続きしてね」とちゃんと書いてあった。
そして
「After that day, all past generations, sessions, models, and media will no longer be accessible. classic.riffusion.com will be turned off at that time.」
とも。
Producer.aiのチャットモード生成が使いづらいのでclassicの方を愛用していた身としては、データが消えるのと同じくらい「classic閉鎖」は残念だった。
【ともあれデータをダウンロード】
公開した曲だけで206曲、公開してない曲は数千曲にのぼっていたはず。(v4.5になってからしか大量生産してないSunoでさえライブラリはもう1000曲を超えている)
お気に入りの曲や、「アルバム」としてプレイリストを組んでいた曲についてはおおむねダウンロードしてあるはずなのだけど、単発で作っていた曲などは「ダウンロードしたかどうか」が自分でももうよくわからない。わかんないぐらいならもう要らないんじゃないの?と思いつつ、せっせとダウンロード。
一部歌詞とかプロンプトもコピー。
自分で全部作詞したやつはPCのどっかに「元」があるはずなんだけど、それを「どんなプロンプトで曲にしたか」はどこにもメモっていなかった。「こういうプロンプトを入力するとこういう曲ができる」っていう情報、今後の生成活動において超重要だと思うけど、めんどくさくて数曲分しか残せていない。ラテン語歌詞のやつとか、コピー忘れたから何歌ってるのかもうわからん……。
【そしてライブラリは空になった】
日本時間2月20日の夕方、まずclassic.riffusionのサイトが「404」になった。
その後Producer.aiのサイトが「メンテ中」表示になり、翌21日の朝、復活した時には見事にライブラリが空になっていた。
曲もプレイリストも何もない。
ただクレジットは引き継がれていて、「personalize」の情報も引き継がれていた。
新モデルになっても謎のプラチナレベルとかは継続されるようだ。ライブラリ全部消したくせに「私の好み」だけ覚えてるっていうのか…? むしろそこはリセットしてくれてもいいのに。そもそもあまり機能してるように思えないし。
【新モデル(FUZZ3.0)の実力は?】
新モデルで2曲作らせてみたけど、「なんじゃこりゃ」というのしかできなかった。「おまえの指示が悪い」と言われればそうなんだけど、日本語歌唱はやっぱりSunoに及ばない気がするし、チャット形式で「もっとこうして」と指示しても良くなるどころかむしろ「そうじゃない」方向に行ってしまう感じ。
FUZZ2.0の時からそうだったので、classicでFUZZ1.0を使っていたんだよな。私にはFUZZ2.0が「良い」とは思えなかった。
これはテキトーな想像なんだけども、モデルが新しくなればなるほど「指示に忠実」で、「言われたことしかやらない」から、「ふわっとした指示」しかできない素人では「つまんない曲」しかできないのではないか。Sunoの場合、勝手にキャッチーに膨らませてくれる代わり、逆に「人の話を聞け!」となることもあって、ちゃんと細かく技術的に指示できる人にはProducer.aiの方が「意図した通りの曲」ができるのかもしれない、知らんけど。
【リンク切れが一番困る】
手元に曲は残せたとしても、Web上からは全部消えてしまったわけで、SNSやこのblogに貼ってきたリンクはすべてリンク切れになってしまった。「プレイリストの紹介」記事も、架空のサントラライナーノーツも、リンクが切れて曲は聴けない状態。いや、まぁ、自分しか聴いてなかったとは思うけど、blog記事として非常に半端な状態になってしまった。
うーん、どうすればいいん?
いちいち全曲動画化してYouTubeにup、それを埋め込むとか面倒くさすぎるし、どこかにmp3をupすると言っても「どこに?」だし、諦めるしかないように思える。
寂しい。
【サービスは終了する】
今回は「新モデルに移行」で、Producer.aiというサービス自体が終わるわけではないけど、何かのサービス(プラットフォーム)に依存している限り、こういう「サ終→データ消滅」は免れない。このblogも複数のサ終を乗り越え、どうにかデータを移行してきているけど、もしbloggerも終わるとなったら、もう移行できる自信がない。
Sunoも近いうちに新モデルになって、無料民は曲をダウンロードできなくなる。Sunoがサ終してサーバーからデータが消えてしまえば、もう何も残らないわけだ。
所詮AIが作ったもので、一部の歌詞以外は「私が作った」わけではないし、ほとんどは「私しか聞いたことがない」曲だけれども、「一度でも存在したもの」があとかたもなく消えて「最初から存在しなかった」ようになってしまうのは、本当に寂しいことである。
諸行は無常。
私という人間も、また――。
さようならRiffusion。一年間、楽しませてもらったよ。
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