実写映画2作目、観てまいりました!

公開4日目だったけどまだ入場特典がもらえました。嬉しい。


1作目&WOWOW連続ドラマ版同様、今回も再現度が凄い。いきなり海にプカプカ浮かぶラッコから始まり、ラッコ鍋シーン! やるかー、ラッコ鍋そっくりそのままやるかー!!!

もはや日本国内にいるラッコは鳥羽水族館の2頭のみ、あの「海に浮かぶラッコ」はCGだったのでしょうか。漁師のおじいさんがぶら下げてくる赤黒いラッコの肉塊、その造型からしてもうなんか凄いんだけど、「なんか色っぽく見えてくる」白石や谷垣のお化粧ビジュアル、「相撲しようぜ!」となってからのふんどし一丁の取っ組み合い。「おいで♡」という感じで待ち構えられてるところへダイブする谷垣……。

いやー、すごいな。脱がされて床に放置されっぱなしの尾形まで、ほんとに役者さんすごい。

さらに露天風呂のシーン、尾形やキロちゃんのポーズも完璧に再現。監督のこだわりが凄すぎる。もはや執着の域。

まぁ私の原作の記憶はテキトーなので、「いやいやここが違うよ」というところもあったのかもしれないけど(風呂から逃げるところはさすがに全裸じゃないし)、終盤網走監獄までトンネル掘って、土方たちが喋ってるところへトンネルから尾形がひょこっと顔出すとことか、見覚えある絵面がいっぱい。

尾形が小声で「チタタプ」って言うのとか、土方の日本刀・和泉守兼定でチカパシがチタタプするのとか。舘さんが子どもを前に置いてチタタプしてる絵面、永倉じゃなくても「うわぁ」ってなっちゃう。具(?)がピッて飛んでいったのも面白かった。

その前の杉元の「はい、来ました、チタタプー!」っていうのもね。この辺の小ネタっぽいとこ、忠実にやりすぎて少しテンポが悪くなる感じもあるけど、でもこういう部分あってこその金カムだもんなぁ。白石の「ピュウ」もちゃんとあるし。

今回初登場の宇佐美は仮面ライダーマッハこと稲葉友くん。ちゃんと宇佐美に見える、メイクの力すごい。お芝居もすごい。ホクロに落書きする玉木宏=鶴見中尉の狂気っぷりもほんとに。

監獄内で機関銃撃ち続ける時のイカレっぷりもすごかったもんね、玉木中尉。本当に、玉木宏をキャスティングしたスタッフ天才すぎるし、見事に演じてのける玉木宏が凄すぎる

えーっとそれで、宇佐美が門倉に騙されて豚小屋で囚人たちに襲われるくだり、囚人の一人がミスター仮面ライダー高岩さん!!! そんなにはっきり顔が大写しになるわけでもないので、最初「あれ?もしかして?」って感じだったんだけど、クレジットにもスタントチームとして高岩さんのお名前が筆頭に載っていて「やっぱり」!!!

宇佐美に一番ボコボコにされる囚人。

仮面ライダーマッハが仮面ライダードライブをボコボコに。

ストーリーと無関係にテンションが上がってしまいました。

(※スタントチームのお話はこちらの記事に詳しいです→「山崎賢人主演『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』圧巻アクション支えた特撮・スタント界のレジェンドたち

門倉役はドンブラザーズ・タロウの父でお馴染みの和田聰宏さん。門倉のあの飄々とした独特の雰囲気、実写でやるの難しいよね。まだあんまりコメディな部分が出てきてないし、門倉っぽいような、ちょっと違うような……。

囚人たちの房の鍵を一度に開けられるあの装置、実際にそのように動くように作り込まれていたそうで、キャストや「絵面」はもちろん、セットの再現度も半端ない。

土方と犬童が鎖に繋がれての教誨堂での一騎打ち、大好きな舘さんと北村一輝さんとの一騎打ち、俺得すぎた♡ 北村さんの犬童がまた、メイクの力と演技力がすごい。あの場面、照明の使い方も印象的だった。犬童の首を討つ前かな、全体に赤くなったりして。

展開は全部知ってるからどうしてもストーリーより「再現度」を楽しむ、みたいになっちゃうんだけど、杉元がのっぺらぼうに「あの子にはヒンナヒンナしてて欲しいんだ」って訴えるところはグッと来てしまった。アクションもすごいけど、お芝居もすごい山崎賢人くん。本編上映前に『キングダム』の予告流れてたけど、信と杉元の両方やるの、どういう体力なの……。

のっぺらぼうと同時に杉元も撃たれて、アシㇼパさんがくずおれるところも、視聴者はその後の杉元の生存を知ってるけど、アシㇼパさんは知らないままで、あの時のアシㇼパさんの気持ちを考えると可哀相すぎて。やっと再会できた父と、かけがえのない相棒とをいっぺんに喪ってしまったアシㇼパさん……。

ほんと杉元、元気に握り飯食ってんじゃねぇよぉぉぉぉぉ。

このくだりは原作知らずに観たかったところあるよね、「なんだよぉ、ピンピンしてんのかよぉ!!!!!」ってなりたかった。(まぁ原作読んだ時も「不死身の杉元だし、ここで死んだら話が続かんし」とは思ったけども)

杉元を救った天才外科医家永が脳味噌の美味しさを語るくだり、「生姜醤油で!チュルルル!」ってすするところまで完璧。桜井ユキさん、何やらされてんのぉ。

家永が「アシㇼパさぁーん!」と杉元の脳内思考を再現して、ぼそっと杉元が「俺の脳味噌食べただろ」って言うとこもバッチリ。なにげに杉元の「ぼそっと」ツッコミが巧いんだよね、山崎くん。「はんぺん捨てなよ」とか。

鯉登パパ、國村隼さん、「もす!」しか出番がないかと思ったら、最後に杉元とのやりとりがあった。安心のお芝居、でも顔の2/3ぐらい髭!!

あと、偽物のっぺらぼうを誰がやっているのかすごく気になった。「あ゛ー!あ゛ー!」としか言えない、あっさり撃ち殺されちゃう替え玉。なんか、ウッチャンぽい顔に見えたけど、特に有名な俳優さんというわけではなかったのかな。ここまで細部にこだわるスタッフなら、「そんなキャスティングする!?」みたいなこともありそうだけど。

WOWOWの連続ドラマ版『北海道刺青囚人争奪編』でもあの、二階堂が有坂中将に義足をもらうシーンで、「誰!?」「誰なの!!!」っていう謎患者まで忠実に再現されてて、見ててマジで吹き出しちゃったんだけど、あれは久保茂昭監督が演じてたとかで……今Wiki見て初めて知ったよ、なんじゃそりゃ。

ってことは偽のっぺらぼうもウッチャンどころではないサプライズキャスティングがなされてる可能性……???

『刺青囚人争奪編』は杉元がのっぺら仮面かぶって「いぬどぉー!」ってやってるとこもほんと可笑しくて、1話から9話まで全編「そこまでやるか」のオンパレード。正直映画2作よりドラマ版の方が好き。映画はどうしてもスペクタクルな部分のみに集中しがちで、それはそれでもちろん見応えはあるんだけど、各陣営の色んなドラマがじっくりたっぷり描かれてる連続ドラマ版の方が私は楽しかった。(『あぶ刑事』も『SPEC』も『SP』も、同じ理由で映画よりTVシリーズの方が数段おもろいんだよな。映画はあくまで「お祭り」「おまけ」な感じがする)

(※『北海道刺青囚人争奪編』をAmazonPrimeVideoで見る

なのでこの先がまたドラマ版で作られるのか、映画になるのか、そもそも樺太編とか撮れるの!?って思うんだけど、どうなんだろう。ここまで描いておいて、続きはなしというのはあんまりだし、何よりアシㇼパさんに杉元と再会してほしいよね。ここで終わったら、山田杏奈アシㇼパは永遠に杉元を喪ったまま。

とはいえマジで樺太編実写化はハードルが高そう。ロケ的な部分はもちろん、スチェンカとかサーカスとか……。(ラッコ鍋ができたんだからサーカスはできるだろ???)

再現度高すぎるキャストの中で、唯一月島の背が高すぎることだけがネックで、スチェンカでロシア人たちに「チビ」って言われる(言われてたよね…?)シーンが再現できない。

工藤阿須加さん、身長180センチもあって、鯉登少尉よりも高いぐらいで……。あの月島独特の「無」の表情とか、お芝居はしっかり「月島」なのに、背だけが高すぎる、もったいない。

とはいえ工藤さんのサーカス女装は見たいので、なんとか樺太編も制作お願いいたします。