Vシネクスト『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvsブンブンジャー』観てきました!
『スペシャルズ』『ゴールデンカムイ』、そしてこの『戦隊VS』と、3月は毎週映画館に。ああ、忙しい、もうちょっと上映時期ずらしてくれて良いのよ~。
3月20日公開の本作、観に行ったのは23日、公開4日目でした。4日目で、『金カム』同様まだ入場特典がもらえてびっくり。20日からの3連休でなくならなかったの…? それだけたくさん配布してたってことなのかな。僻地でもともと客少ないとはいえ、ちょっと心配になってしまう。
戦隊シリーズ50年、そしてVSシリーズも30周年、節目の記念映画――というか、これがひとまず最後の戦隊映画! 正直ブンブンにもゴジュウにもさほど思い入れがないんだけど、観ないわけにはいかないよね。
のっけから稲田徹さん(ユニバースノーワン)の「ユニバーーース!」から始まって、ユニバースノーワンを「ダディ」と慕うギャラクシーサーキットグルマーの声はセキモトカズこと関智一さんと来た。まさに戦隊最後にふさわしい、このお二方をおいて他に誰が敵の声をするのか。まさに集大成!!
って、去年の『ブンブンジャーvsキングオージャー』でも稲田さんのマンホールグルマーと関さんのミノンガン大先生コンビだったんですよね。東映、お二人におんぶに抱っこすぎでは???
そんでいきなり映画の冒頭で「ユニバーーース!」と叫んでる稲田さん、なんか既聴感というか、「プロレスネタでこういうのあったっけ?」と思ったんだけど、「ターンエー」のハリー中尉が49話でいきなり「ユニバース!」と叫んでいるらしく。
全然覚えてなかったけど、スタッフ的には当然それも織り込み済みの、開口一番「ユニバーーース!」???
ともあれユニバースノーワンによって融合させられてしまう並行宇宙。おかげでビッグバングランプリは中止、本来は出逢わないはずのオリジナルの戦隊(ブンブンジャー)とゴジュウジャーが顔を合わせる羽目に。
真白だったかが「この世界には存在しないはずのオリジナル戦隊」と言っていて、「あー、ゴジュウジャーってそういう設定なんだっけ」となりました。テキトーにしか見てなかったからその辺全然わかってない。
まず出逢うのが大也と吠。わけもわからず宇宙に飛ばされ、わからないけどとっさにヤルカーを助け、ギャラクシーサーキットグルマーと交戦する吠。サンシーターの面々、この冒頭だけの出番だったけど、3人(という数え方でいいのだろうか)とも元気そうで何より。
サーキットグルマーの攻撃を受けたことで吠は人格が変わってしまい、「光の吠」として地球に帰還、陸王たちに「おまえ、いったいどうしたんだ?」「こんなの遠野吠じゃない」とか言われるんだけど、なんか、あんまり普段との違いがわからなかった……。いや、まぁ、「一匹狼」で群れない(友だちいない)吠が「みんなと手を繋ごう、ひとつになろう」とか言い出すので、確かに全然違うはずなんだけど。
なんかインパクト弱かった。
普段から「変な奴」ではあるから、変のベクトルがちょっと違うだけというかこう……もっと大げさに、はっちゃけてくれて良かったよ、みたいな。
ユニバースノーワンをこのまま放置してすべての世界が融合したらすべての世界はおしまいになる、みたいなことで、共闘するブンブンジャーとゴジュウジャー。「光の吠」=セイントゴジュウウルフになってしまった吠は「すべての戦いに終止符を打つ」ためにユニバースノーワン側について、「手を組もうとしない」ゴジュウジャーの方を「敵」認定、「反省してきなさい!」みたいな感じで別の場所に飛ばしてしまう。
で、真白+シャーシロ+錠、陸王+すみぽよ+ミラ、禽ちゃん+竜儀+玄蕃さんの3チームに分かれてお話が進む。
真白チームは錠が「宇宙一真っ白なブラック」ということで、「白」繋がりの3人。シャーシロがテレビシリーズの時より少しがっちりした感じになってて男前度が上がってた。(テレビのシャーシロは痩せすぎだったと思う)
真白チームにはマベちゃん(ゴーカイレッド)、陸王チームには大和先生(ジュウオウイーグル)、そして禽ちゃんチームには明石チーフ(ボウケンレッド)がそれぞれ現れ、試練だったり訓練だったりを与えて「オリジナル戦隊の力=オリジナル戦隊リング」を与えてくれる。
マベちゃんはやっぱり格好いいし、大和先生は癒やしだし、明石チーフも相変わらず格好いい。大和先生もちょっとがっちりめになってたなぁ。ゴジュウジャーを「私たちブンブンジャーとは全然違う、みんなバラバラ。真面目にやってよ」と思うミラに優しく気づきを与える大和先生。優しすぎてまったくアクションがなかった気がする……。
明石チーフは「山の中で自分が毎日こなしている鍛錬」を禽ちゃん達3人に課す。それを「罠では?」と疑うくだりで禽ちゃんが「年長者の意見は聞くもの」とか言って、「こう見えてもわしは実は87歳」とマウント取ろうとするんだけど――宇宙人玄蕃さんは10万27歳(デーモン閣下か!)、87歳なんて屁でもないのだ。
屁でもないのに、「私も宇宙で色々見てきたけど」みたいにほのめかすだけで、決して「私は10万27歳だけど?」などとドヤ顔しないのがさすが玄蕃さん。
一方、調さんはユニバースノーワンのことを調査。調さんの協力者としてブーケ嬢登場! 陸王ぬいぐるみを手に「トップ・リクオニスト」を名乗るブーケ嬢に「同じ匂い」を感じとる調さん。ブーケ嬢はブーケ嬢で、調さんの机に山と積まれたブンドリオグッズに「同じ匂い」を。ふふふ。
ブーケ嬢、この場面しか出番なくてちょっと寂しかった。調さんは最後に「ブン様ぁぁぁ~」ってブンドリオに抱きつく場面もあったけど。去年の「ブンブンvsキングオ」では通信画面にしか出てこなかった調さん、今年はブン様に抱きつけて良かったねぇ。
で、ブーケ嬢によるとユニバースノーワンは「その大きすぎる願いを叶えるため大量のアーイーを食らって肉体を得た」ため、ブライダンから追放された存在らしく、アーイー想いのファイヤキャンドル様からは「仲間の仇」として狙われる存在。
ということでファイヤキャンドル様登場!!!
きゃー、格好いい!!!!!!
ほんと棒術アクションいいよねぇ、三本木さんの身体能力がほんと凄いし。出番短すぎる、ファイヤキャンドル様だけでVシネ1本撮ってほしい。
ファイヤキャンドルと共闘するのは先斗。ビュンディーに「髭は似合わない」とか言われてたけど、髭先斗も格好いい。しかしこれ、ファイヤキャンドル様は「追加戦士」枠ってことですよね? 今回吠が敵側についてて、真白がレッド的立ち位置(実際「初代ゴジュウウルフ」なわけだけど)、その分ファイヤキャンドル様にお鉢が、って感じだけど、せっかくだからクライマックスの入り乱れ戦闘にもいて欲しかったよ。
ブーケ嬢は「今は『テガソードの里』のお手伝い」と言っていたので、本編終了後かと思ったけど、公式によると「オリガレッドとの出会いを経て、すべてのセンタイリングを揃えた頃のゴジュウジャー」らしく、まだ本編終わってない時間軸。
オリガレッドは44、45話だったけど、クオン兄ちゃんが剣になったのって何話だったっけ? クオン兄ちゃん、まったく出てこなかったけども。
えーっとそれで、マベちゃん達からオリジナル戦隊リングを3つもらって、その力でユニバースノーワンのバリアを撃破しようとしたけど、まだ力が足りない。必要なのはあの男――。
ということで、大也は「闇の吠」を探す。吠、人格が変わってしまったとか何かに乗っ取られたとかではなく、「光の吠」と「闇の吠」に分離してしまっていたらしい。そんで山の中(?)に一人ぽつんといる「闇の吠」を大也が探し出すんだけど、どうやって探したん、大也。あまりに手掛かりがないことない???
「ゴジュウジャーとしての力も、全部“光”の方が持っていった、俺にはもう何もない」という吠に、「僕の知っている遠野吠は君の方だよ」みたいなことを言って背中を押す大也。そして「僕は届け屋としてここに来た」と、陸王たちの吠への想いを生中継してくれる。「何もないなんて、君には“仲間”がいるじゃないか」と。
「行こう、君のハンドルを取り戻しに」
めでたく「光の吠」と融合して、元の「遠野吠」に戻る吠。「光」の側面が全然「正義」ではないという描かれ方、良いよね。一人の人間の中には「光」も「闇」もあって、どっちかだけでは「その人」ではない、というのも。
「光の吠」は「みんなひとつになろう」と言って、それをよしとしないゴジュウジャー&ブンブンジャーを「敵」認定する。これってとっても「いじめ」の構造だよね。「仲良くできないあんた達が悪い」「あんた達のせいで諍いが絶えない」「あんた達さえ我慢すれば丸く収まるのに」っていう。
「それぞれがハグレ者」「指輪争奪のライバルであり、“仲間”ではない」っていうの、本編中ではそこまでしっかり描けてなかった気がするんだけど(割とすぐ“仲間”っぽくなってたよね)、ベタベタいつも一緒に行動するだけが“仲間”じゃないし、バラバラでも「信頼はある」みたいなの、“最後の戦隊”のテーマとして、“今この時代”の戦隊として、良かったなと思う。
そうして吠と大也が合流して、いざ、全員で名乗り!
やっぱり上がるよねぇ、多数変身。ビュンディーが「先斗、格好いい!」って言って先斗が「ったりめぇだ!」って返すのも入ってた。ふふ。
縦一列構図での戦闘開始から入り乱れてのアクション、それぞれの見せ場――この辺からもう本当に感無量になってきちゃって。「ああ、もうこれで最後なんだ、もうこの戦隊わちゃわちゃアクションは見られないんだ」って思うと。
ライダーとはまた違うアクション、絵面じゃないですか、戦隊のアクション。これで見納めだなんて。
最後はしっかりロボ戦。
巨大化したユニバースノーワンが「歴史の重みに潰されろ!」と歴代敵組織が融合したみたいな巨大ボール(?)を繰り出すところ、ブンブンジャーロボチャンピオンとリョウテガソードは「こっちにも歴史の積み重ねがある!」と互いの剣をはっしと合わせ(剣に歴代ロボの映像がかぶる)、一撃必殺! 哀れユニバースノーワンは一巻の終わり、「ユニバースナンバーワンは、お前たちだぁーーーっ!」と叫びながら爆散していくのでした。めでたしめでたし。
ユニバースノーワンの消滅により世界の融合は解け、ゴジュウジャーの前から消えて行くブンブンジャー。
あ、そうそう、大也を見て吠が「ダチに似てる」というくだりもちゃんとありました。似てるなんてもんじゃないだろぉーーーーー。堤なつめはどうしてるんだろね、夢を叶えたのかなぁ。
そしてエンディング。
これが、ヤバい。
ズルい。
ささきいさお御大はじめ歴代戦隊シンガー大集合でのエンディング曲『シンガロン!スーパー戦隊SONG』に合わせ、歴代戦隊の映像が次々と。
うぉあぉああああああああ。
これは、泣く。
50年も積み重ねてきて、この先、もう積み上がることはないなんて。これで本当に、おしまいだなんて。
なんか、世界情勢もあいまって、「奇跡的に平和だった時代」が終わるんだな、みたいなことも感じてしまいましたねぇ。昭和が終わり、平成さえも終わり、21世紀ももう四半世紀を過ぎて、高度成長もバブルもとっくに終わってしまったけど、いよいよ本当に、「戦後の正義」が終わるんだなぁ、みたいな……。
ゴレンジャーが始まった1975年って、第一次オイルショックの真っ只中だったらしく、1974年には消費者物価指数が23%も上がって戦後初のマイナス成長、「高度経済成長の終焉」と言われていたそうで――って、経済成長、そんな昔に終わってたんか。
ともあれ、物心ついた時からずーっと続いてきたスーパー戦隊、見てなかった時期も長かったとはいえ、「ともに歩んできた」作品。
寂しい。
やっぱり寂しいよぉ、うわぁぁぁん。
いつかまた、逢える日を信じて。
50年間、お疲れ様でした。
ありがとう。
※泣けるエンディング、期間限定公開中! ほんとに何度見ても泣ける、うう。

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