星組さん『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』、9月4日の13時公演を観てきました。
前回の礼さん主演『√Bheem』の方はチケットが取れなくて、配信で観たんですよね。思えばあの時の一般販売の繋がらなさが、ン十年ぶりに友の会に入るきっかけでした。おかげさまで今回は無事友の会でチケットGet。安定のB席、舞台は遠かったけれど。
楽しかった!!!!!!
観る前は「また一本立てかー、ショーないんかー」とか思ってたんだけど、本編全部スペクタクルショーみたいなもんだし、フィナーレ部分もすごく良くて、大満足の舞台でした。
『√Bheem』の時はまだ映画本編を観ていなくて、あらすじもよく知らなかったんだけど、今回は映画も履修済み。なので『√Bheem』との比較というより、映画との比較が面白かったです。あの映画のスペクタル感、超絶アクションを、どう舞台に移し替えるのか。
オープニングは詩ちゃんのいかにもインドっぽい素敵な舞踊と、美稀さん&ひろ香さんによる歌。この歌がすごく良い! めっちゃ難しい!!! 映画で使われてる曲なのかな? 終盤コーラスで盛り上がっていくんだけど、タカラジェンヌほんとに何でも歌いこなせてすごい。
そして暴動鎮圧のため、我らが主人公ラーマ・ラージュが登場するんですが。
これがまた!!!
映画では、民衆との間の柵を跳び越えていくほぼ特撮なアクションだったと思うんだけど、それを舞台で再現してる! 幕が開いて、いきなり空中に登場する暁さんラーマ!!!
上から吊ってるのかと思ったら、なんと“人力テコ”なんですよ。生徒さん数人が大きなテコで暁さんを持ちあげたり降ろしたりしてる。その機械で移動しながら縦横無尽に暴徒たちを蹴散らしていく暁さんラーマ。
ワイヤー吊りよりも“テコ”の方が安全なのかな? 人力なのでワイヤーよりもふんわりした、スローモーション的な動きができる感じだったけど、人力だから息が合わないとダメだし、それなりに重労働ではあるだろうし、操作係の生徒さん大変。本当にジェンヌは体力、何でもやらされますね。
暴動鎮圧のあと、ラーマの怒りと決意を「炎」で表現する場面。布を炎に見立てた群舞、ここも本当に表現が巧くて、見応えありました。背後では“テコ”で詩ちゃんが空を翔けていく。詩ちゃんはラーマの婚約者シータでもあり、その面影としてラーマを導く炎の幻影“FIRRRE MIRRRAGE”でもある。
あの“人力テコ”「すごいなぁ、よく考えたなぁ」と思いましたが、ちょっと怖くもありました。どうぞ千秋楽まで事故のないように。
アーディラーバードの森でゴーンド族の少女マッリが攫われるシーン(何度観てもイギリス人がひどい)を経て、ゴーンド族の英雄コムラム・ビーム登場!
ラーマの「赤」「炎」に対して、ビームは「青」「水」。「FIRE」の群舞と「WATER」の群舞。この対比もすごく良かったなぁ。瑠風さんビームがまた格好良い。
礼さんビームとは違って髭あり、縮れ毛の瑠風さんビーム。映画を観た後で思い返すと、礼さんビームは随分シュッとしてお洒落なビジュアルでしたよね。お芝居も巧すぎるというかこなれすぎというか、あの時はビームが主役だったこともあってなんか颯爽としてた印象が。
瑠風さんビームは本来の「森の英雄」感があって、“アクタル”として振る舞ってる時の朴訥さとか、人の良い、優しい雰囲気が良かったなぁ。それでいて「必ず家族を救いだす」という芯、「決して屈しない」という誇りは揺るぎない。
鞭打たれながらの「コムラム・ビーム」の歌も素晴らしかった。「武器ではなく、ビームの歌が人々を動かした。銃のない革命がそこにあった」――あそこの歌が弱かったらお話にならないもんね。聞いていてこちらもじーんとしてしまった。
――だいぶ場面を素っ飛ばしてしまいましたが、「炎」のラーマと「水」のビーム、火災に巻きこまれた少年をともに救ったことで親交を深めていく。互いの正体を知らぬまま。
映画ではこの「少年を助ける」くだりも「そんな無茶な」って感じのトンデモアクションだったはずだけど、さすがに舞台ではそこまでではありませんでした。でも少年が銀橋に取り残されていたり、見せ方の工夫は面白かった。
で。
ナートゥですよ!!!
インド総督スコットの姪ジェニーと近づきになったビーム、ラーマとともに屋敷に招かれ、ジェニーの婚約者ジェイクに「田舎者は何にも踊れやしない」と足蹴にされる。その様子を見ていたラーマ兄貴、おもむろにドラム(?)を叩いてリズムを取り、「ナートゥをご存知か?」。
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
もうほんとここ、「待ってました!!!」でめちゃテンション上がる。前回ライブ配信で観た時に「劇場にいたらもっと楽しいんだろうな」と思ったとおり、生の「ナートゥ」の楽しさは異常。
ラーマ達だけじゃなく、娘役さん達もばーっと前に出てきて踊るの、ほんとダンスシーンとしての構成も良いんですよねぇぇぇ。もちろんあの高速足振りも、ラーマとビームの掛け合いもしっかり再現されてて。
(※参考映像:映画のナートゥ)
『√Bheem』の東京千秋楽で暁さん、「もう二度とやらないと思う」って言ってたのに、またやらされちゃってw 瑠風さんもねぇ、他のメンバーが「経験者」なところに「お初」で入ってメインで踊らなきゃいけないの、大変だったと思う。そもそも礼さんがやった役をやらなきゃいけないの、歌もお芝居も全部プレッシャーだったと思うけど、見事なナートゥだった~~~~~~。
好き。
暁さんラーマは前回以上に精悍になってるし、前回よりもしっかりラーマ側の事情、葛藤が描かれてるから、ついにラーマがビーム側につくところ、「もう一度兄貴と呼ばせてくれ」となるところのカタルシスが強い。礼さんビームだと「兄貴」と「弟」がどうしても逆に見えたけど、瑠風さんビームだとその辺のバランスも良くて。
囚われのラーマを助けに行く時、ビーム、牢の鉄柵を素手でぐにゅにゅーと押し開いてたんだけど、どういう腕力? 比奈ちゃん並み???(※比奈ちゃんがわからない人は『仮面ライダーオーズ』を見よう)
「これ以上打たれたら死んじゃう」ぐらい鞭打たれてたのにもうあれだけの怪力が発揮できるビーム、ラーマの兄貴も毒蛇に咬まれて「放っておいたら1時間で死ぬ」毒なのに超回復してたし、2人とも不死身の杉元すぎる。(※不死身の杉元がわからない人は『ゴールデンカムイ』を見よう)
ともあれ救い出されたラーマ兄貴、ビームに肩車されてイギリス軍に反撃! ここもちょっとした「肩車機械」を使ってて、無理なく移動できるようになってた。龍のオブジェも格好良かったし、大道具さん頑張ってたなぁ。
ラーマ神の像の前で「ちょっと待ってて」と言われたラーマ兄貴、次の瞬間には美麗な民族衣装で弓を手に「生けるラーマ神」に変貌。映画のキービジュアルでお馴染みの弓を引くポーズもしっかり。衣装めっちゃ似合って美しいけど、その衣装どっから湧いて出たんですか!? 神像の足元とかに前もって隠してあったんですか???
ラーマは弓、そしてビームは槍を用いて獅子奮迅。悪の根源スコット総督が少女マッリを人質に取って悪あがきしても、二人の英雄の前では赤子同然。マッリは無事助け出され、スコットは「インド人の命よりも重い銃弾」をその胸に叩き込まれる。
ここでスコットを撃つのがラーマじゃなくてビームなのが面白いな、と。映画でもそうだったっけ? 「家族を救うためなら命を賭して戦う」部族の守護神ビーム、武器ではなく歌で民衆を鼓舞するビーム、ここで明確に人を銃殺するんだな、と。いや、別に、槍でもイギリス兵バッタバッタ殺してるんだろうけど、マッリを取り戻すだけじゃなくて、総督殺すんだなぁ、みたいな。
マッリを奪い返す時、マッリの代金として払われたはした金(たぶん)を総督の妻に投げ返す細かいお芝居も良かった。
総督を討ち、蜂起のための武器も手に入れ、シータとラーマも再会を果たして大団円。ラーマに「礼をしたい」と言われて「文字を教えてほしい」と答えるビーム。そして「まずは踊ろう!」と総踊りに。
映画のエンディングも確かダンスで、同じ曲(『Etthara Jenda』)でタカラジェンヌもダンス。
ああ、そう、これこれ。
振付が同じかどうかまではわかんないけど、このダンスがまたすごい楽しい! 2階席には大英帝国の皆さん(スコット総督夫妻とかエドワードとか)が来てくれて盛り上がるぅぅぅ! 目の前の皆さんも見たいし、舞台上の暁さんや瑠風さんも見たいし、一緒に手拍子足拍子したいしで忙しい!!!!!
でもほんと2階席を忘れないでいてくれて嬉しい。これだけで評価が2割増しになる(笑)。スコット総督とか話の流れ的に舞台上にいるとおかしいから、「そうだ、2階に上げちゃえば良くね?」って発想だったのかな。Good Jobすぎる。
賑やかにみんなで踊ったあと、ラーマとシータの2人だけが残ってダンスを続け、シームレスにフィナーレに。
この「気づいたらフィナーレパート」っていう演出も面白かったなぁ。
2人のデュエットをからかうようにビームが登場し、ロケットを引き連れて再び「ナートゥ」曲で踊る。瑠風さんのダンス格好いい~~~。ビームが退場してラインダンスもそのまま「ナートゥ」!!! ところどころあの片足の振りも入ってこれまた楽しい。楽しいしか言ってない。
暁さんセンターの男役大階段は衣装が素敵で曲も振りも格好良く。暁さんは髭付けて「ラーマ」をやっててもあんまり「違う人」な感じしないけど、ビームじゃない素の瑠風さんが出てきた時はなんか新鮮だった。髭もなく、銀色ぽい髪色で、シュッとしてノーブル。本編中とかなりイメージが違う。一緒に観劇した母が幕間に「あの2番手の人、ほんまはすごい可愛い顔してるよね?」って言ってて、最後まで観たあとに「やっぱり可愛かった」って。
娘役さんたちのサリー風衣装もカラフルで可愛くてとても良かった。
最後のパレードはまた『Etthara Jenda』。この曲いいねぇ、楽しいねぇ。タイトルは「Rising Flag(旗を掲げろ)」という意味らしい。暁さんたちが背負う羽根に電飾付いてるのがなんか新しかった。プログラムによると「炎や水を背負った神々によるインドパレード」らしい。
エトワールは鳳花るりなさん。ちょこちょこ本編でも歌ってらしたと思うけど、とてもお上手だった。
美稀さんも冒頭以外にもけっこう歌があって良かったなぁ。美稀さんの歌好き。
三番手天飛華音さんはラーマの叔父ヴェンテカシュワルル役。暁さんより年上の役、髭その他でお顔があんまりわからなかったけど、上級生の方が演じてるような安定感があった。歌も良かった。
『√Bheem』の時は極美さんが演じてらしたジェイク、今回は稀惺かずとさん。細面の注目若手スターさんの役どころなのね~。ナートゥの際にビームをバカにしたりするけどそれは嫉妬のせいも大きいし、根っから悪人ではない、ちょっとコミカルなイケメン、良かったです。
『√Bheem』の時はトップ娘役さんが演じたジェニー役は乙華菜乃さん。ラーマ編なのでヒロインではないけど、重要な役どころ。口舌しっかりしてて、インド総督の姪っ子という凛とした貴族風の美しさもしっかりあり、魅力的なジェニーでした。
シータ役の詩ちゃんは前回もシータをやってて、前回はラーマとシータの掘り下げがあんまりなかったところ、今回はがっつり……とはいかないんだよね、やっぱり。基本シータは故郷の村にいて、ラーマとは最後のシーンまで離ればなれ。なのでお芝居(台詞)自体は今回も少なめ。
その分「FIRRRE MIRRRAGE」としてたっぷり舞ってくれる。衣装がよく似合ってとても可憐。シータとしてのお衣装の時もほんと可愛かった。
あと、2幕の最初かな? 警官たちがビームの仲間を捕まえようと人相書きを客席に配るとこも面白かった。「お前らみんな、連中のこと知ってるんだろ!?」みたいに私たち観客を群衆に見立てる演出、お芝居に参加できてる感じがあって楽しい。警官が去ったあとにビームの仲間たちが「黙っててくれてありがとな」って言ってくれるのも。
ラーマの父が殺される回想場面とか、シータがビーム達を助け、ラーマの大義と苦悩を伝える場面とか、『√Bheem』編では物足りなかった部分が補完されて、ドラマとしても面白かったし、「舞台」というリアルタイムの限られた空間、生身の出演者であのスペクタル感をどう表現するか――演出面もほんとに見事でした。
宝塚すごい。
タカラジェンヌすごい。
ナートゥダンスだけじゃなく、あの“人力テコ”やその他の仕掛けもお稽古大変だったろうなぁ。そしてこれを1日2公演するの、タカラジェンヌはほんと一にも二にも体力……。
映画未見の母は「男の友情が良かった」と言ってて、「もう一回観たいな」と。うん、もう一回観たいねぇ。映像じゃなく、劇場で“生”で体感してこその舞台。
あー、楽しかった。
ブラボー!
『√Bheem』の東京千秋楽で暁さん、「もう二度とやらないと思う」って言ってたのに、またやらされちゃってw 瑠風さんもねぇ、他のメンバーが「経験者」なところに「お初」で入ってメインで踊らなきゃいけないの、大変だったと思う。そもそも礼さんがやった役をやらなきゃいけないの、歌もお芝居も全部プレッシャーだったと思うけど、見事なナートゥだった~~~~~~。
好き。
暁さんラーマは前回以上に精悍になってるし、前回よりもしっかりラーマ側の事情、葛藤が描かれてるから、ついにラーマがビーム側につくところ、「もう一度兄貴と呼ばせてくれ」となるところのカタルシスが強い。礼さんビームだと「兄貴」と「弟」がどうしても逆に見えたけど、瑠風さんビームだとその辺のバランスも良くて。
囚われのラーマを助けに行く時、ビーム、牢の鉄柵を素手でぐにゅにゅーと押し開いてたんだけど、どういう腕力? 比奈ちゃん並み???(※比奈ちゃんがわからない人は『仮面ライダーオーズ』を見よう)
「これ以上打たれたら死んじゃう」ぐらい鞭打たれてたのにもうあれだけの怪力が発揮できるビーム、ラーマの兄貴も毒蛇に咬まれて「放っておいたら1時間で死ぬ」毒なのに超回復してたし、2人とも不死身の杉元すぎる。(※不死身の杉元がわからない人は『ゴールデンカムイ』を見よう)
ともあれ救い出されたラーマ兄貴、ビームに肩車されてイギリス軍に反撃! ここもちょっとした「肩車機械」を使ってて、無理なく移動できるようになってた。龍のオブジェも格好良かったし、大道具さん頑張ってたなぁ。
ラーマ神の像の前で「ちょっと待ってて」と言われたラーマ兄貴、次の瞬間には美麗な民族衣装で弓を手に「生けるラーマ神」に変貌。映画のキービジュアルでお馴染みの弓を引くポーズもしっかり。衣装めっちゃ似合って美しいけど、その衣装どっから湧いて出たんですか!? 神像の足元とかに前もって隠してあったんですか???
ラーマは弓、そしてビームは槍を用いて獅子奮迅。悪の根源スコット総督が少女マッリを人質に取って悪あがきしても、二人の英雄の前では赤子同然。マッリは無事助け出され、スコットは「インド人の命よりも重い銃弾」をその胸に叩き込まれる。
ここでスコットを撃つのがラーマじゃなくてビームなのが面白いな、と。映画でもそうだったっけ? 「家族を救うためなら命を賭して戦う」部族の守護神ビーム、武器ではなく歌で民衆を鼓舞するビーム、ここで明確に人を銃殺するんだな、と。いや、別に、槍でもイギリス兵バッタバッタ殺してるんだろうけど、マッリを取り戻すだけじゃなくて、総督殺すんだなぁ、みたいな。
マッリを奪い返す時、マッリの代金として払われたはした金(たぶん)を総督の妻に投げ返す細かいお芝居も良かった。
総督を討ち、蜂起のための武器も手に入れ、シータとラーマも再会を果たして大団円。ラーマに「礼をしたい」と言われて「文字を教えてほしい」と答えるビーム。そして「まずは踊ろう!」と総踊りに。
映画のエンディングも確かダンスで、同じ曲(『Etthara Jenda』)でタカラジェンヌもダンス。
ああ、そう、これこれ。
振付が同じかどうかまではわかんないけど、このダンスがまたすごい楽しい! 2階席には大英帝国の皆さん(スコット総督夫妻とかエドワードとか)が来てくれて盛り上がるぅぅぅ! 目の前の皆さんも見たいし、舞台上の暁さんや瑠風さんも見たいし、一緒に手拍子足拍子したいしで忙しい!!!!!
でもほんと2階席を忘れないでいてくれて嬉しい。これだけで評価が2割増しになる(笑)。スコット総督とか話の流れ的に舞台上にいるとおかしいから、「そうだ、2階に上げちゃえば良くね?」って発想だったのかな。Good Jobすぎる。
賑やかにみんなで踊ったあと、ラーマとシータの2人だけが残ってダンスを続け、シームレスにフィナーレに。
この「気づいたらフィナーレパート」っていう演出も面白かったなぁ。
2人のデュエットをからかうようにビームが登場し、ロケットを引き連れて再び「ナートゥ」曲で踊る。瑠風さんのダンス格好いい~~~。ビームが退場してラインダンスもそのまま「ナートゥ」!!! ところどころあの片足の振りも入ってこれまた楽しい。楽しいしか言ってない。
暁さんセンターの男役大階段は衣装が素敵で曲も振りも格好良く。暁さんは髭付けて「ラーマ」をやっててもあんまり「違う人」な感じしないけど、ビームじゃない素の瑠風さんが出てきた時はなんか新鮮だった。髭もなく、銀色ぽい髪色で、シュッとしてノーブル。本編中とかなりイメージが違う。一緒に観劇した母が幕間に「あの2番手の人、ほんまはすごい可愛い顔してるよね?」って言ってて、最後まで観たあとに「やっぱり可愛かった」って。
娘役さんたちのサリー風衣装もカラフルで可愛くてとても良かった。
最後のパレードはまた『Etthara Jenda』。この曲いいねぇ、楽しいねぇ。タイトルは「Rising Flag(旗を掲げろ)」という意味らしい。暁さんたちが背負う羽根に電飾付いてるのがなんか新しかった。プログラムによると「炎や水を背負った神々によるインドパレード」らしい。
エトワールは鳳花るりなさん。ちょこちょこ本編でも歌ってらしたと思うけど、とてもお上手だった。
美稀さんも冒頭以外にもけっこう歌があって良かったなぁ。美稀さんの歌好き。
三番手天飛華音さんはラーマの叔父ヴェンテカシュワルル役。暁さんより年上の役、髭その他でお顔があんまりわからなかったけど、上級生の方が演じてるような安定感があった。歌も良かった。
『√Bheem』の時は極美さんが演じてらしたジェイク、今回は稀惺かずとさん。細面の注目若手スターさんの役どころなのね~。ナートゥの際にビームをバカにしたりするけどそれは嫉妬のせいも大きいし、根っから悪人ではない、ちょっとコミカルなイケメン、良かったです。
『√Bheem』の時はトップ娘役さんが演じたジェニー役は乙華菜乃さん。ラーマ編なのでヒロインではないけど、重要な役どころ。口舌しっかりしてて、インド総督の姪っ子という凛とした貴族風の美しさもしっかりあり、魅力的なジェニーでした。
シータ役の詩ちゃんは前回もシータをやってて、前回はラーマとシータの掘り下げがあんまりなかったところ、今回はがっつり……とはいかないんだよね、やっぱり。基本シータは故郷の村にいて、ラーマとは最後のシーンまで離ればなれ。なのでお芝居(台詞)自体は今回も少なめ。
その分「FIRRRE MIRRRAGE」としてたっぷり舞ってくれる。衣装がよく似合ってとても可憐。シータとしてのお衣装の時もほんと可愛かった。
あと、2幕の最初かな? 警官たちがビームの仲間を捕まえようと人相書きを客席に配るとこも面白かった。「お前らみんな、連中のこと知ってるんだろ!?」みたいに私たち観客を群衆に見立てる演出、お芝居に参加できてる感じがあって楽しい。警官が去ったあとにビームの仲間たちが「黙っててくれてありがとな」って言ってくれるのも。
ラーマの父が殺される回想場面とか、シータがビーム達を助け、ラーマの大義と苦悩を伝える場面とか、『√Bheem』編では物足りなかった部分が補完されて、ドラマとしても面白かったし、「舞台」というリアルタイムの限られた空間、生身の出演者であのスペクタル感をどう表現するか――演出面もほんとに見事でした。
宝塚すごい。
タカラジェンヌすごい。
ナートゥダンスだけじゃなく、あの“人力テコ”やその他の仕掛けもお稽古大変だったろうなぁ。そしてこれを1日2公演するの、タカラジェンヌはほんと一にも二にも体力……。
映画未見の母は「男の友情が良かった」と言ってて、「もう一回観たいな」と。うん、もう一回観たいねぇ。映像じゃなく、劇場で“生”で体感してこその舞台。
あー、楽しかった。
ブラボー!
(※初日舞台映像)
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