明日、図書ボランティアの定例会で、
購入希望の本について学校側と話を
することになっている。

ので、参考にと思って図書館でこの
『絵本・子どもの本総解説』を
借りてきた。
この手の参考書は色々あるけれども、
著者が赤木かん子さん
ということで選んでみた。

かん子さんと言えば、その道では
とっても有名なお方。
もう15年ぐらい前の話だけど、毎日
新聞で「本の紹介コラム」を連載して
らして、素敵な本にたくさん出会わせ
てもらった。

この『総解説』も期待に違わず
とても面白かった。
全部の本についての文章をくまなく
読んだわけではないのだけど、
「本の紹介」という以上に、その
文章が面白くて、それ自体読み物
のように
楽しめる。

特に『おばあちゃんのすてきな
おくりもの』という本の解説文には
笑ってしまった。
有名な(?)「わすれられない
おくりもの」という本についての
文句から始まるのだ。
「どう考えたってあの絵本はインチキ。
インチキというか偽善」と。
「でもこういうのがウケるんだよね、
日本って」

わはは。

いいでしょう。
教育的で道徳的な児童書にうんざり
してる方にはもってこいですよ。

私もかなり生意気なガキだったので、
子どもの頃はそーゆー本や先生達の
ことを「けっ!」と思っていたけど、
いざ自分が親になってみると、
「教育的」に振る舞わないようにする
のはけっこう難しかったりする。

本の好みも、自分が本好きである
だけによけい口出ししたくなるし。

いかんいかん。
反省反省。

かん子さんは最近学校図書館の充実
にも奔走されているということで。

ついつい図書ボラの愚痴をメールで
送ったら、その日のうちに返事を
いただいてびっくり!

「学校図書館のつくりかた講座、
7月にやりますよ。受けませんか?」

いや、有り難いんですけど、それ、
東京ですよね……。
予算0円のボランティアにはとても
東京までの旅費は出せません[E:shock]
講座自体、受講料15000円とかって
書いてあったし……。

ともあれこの本、オススメです。

(赤木かん子さんのオフィシャル
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