あははは。

下手くそなのに調子に乗ってるな~。ってゆーか、Gacktさんの話ちゃうんかい。

だって昨日の『MR.BRAIN』でのGacktさんの役どころ、「咬み殺す」人で「僕は蘇るよ」な人だったんだもーん。

ついこーゆー絵を連想してしまうじゃないですか。

いや、しかしさすがのGacktさんでしたね~。

美しい狂気。

逝っちゃった目がたまりません。

迫真の演技ってゆーか、ライブではいつもお目にかかっている表情ではあるんですが、共演者の方達はマジで怖かったのでは。

無差別に人を殺し、その肉を喰らうなんて、ぶっさいくな犯人だったらおぞましいだけだけど、Gacktさんやったら「しょーがないなぁ」って(笑)。

それが美学なのね、と納得してしまいそう。

食べられたい、って人、意外と多いんちゃいます? 食べられるってことは、Gacktさんの血と肉になれるってわけだし。

あなたと本当に一つになれるのね……みたいな。

ある意味究極の愛かもよ(笑)。

取調官のにおいを「くんくん」って嗅いで、「あななたち、人を殺したね。ぼくにはわかるんだよ」ってゆーとことか、すべてのシーンがため息が出るくらい素敵で、「こんなGacktさんが見たかったのよ」って感じだったけど(←かなりアブナいぞ、おまえ)、でも最後のオチがね~、がっかりだった。

「ぼくは必ず蘇るよ」と言ってGacktさん演じる竹神は死んでいくんだけど、精神鑑定の際にも彼は「死」をまったく怖れていない。

脳の画像からも、「死を怖れていない」という言葉が嘘ではなく本心からだということがわかる。

そりゃ、「逝っちゃった」人はそうでなきゃな、って思うのに、そこに「合理的な理由」をくっつけるんだもん。

4番目の殺人の真相をひそかに書き送ることによって未来に自分のコピーキャットを作り出すことが「蘇る」ことだなんて。

そのことによって「自分が滅んでも平気」なんて。

つまんねぇよ~~~~~。

「ぼくは蘇るよ」に根拠なんかいらないんだよ。「だって魔王だもん」でいいの。ただ殺してみたいから殺して、ただ食べてみたいから人の肉を食べる。説明のできる合理的な理由があったら、それは「狂気」でもなんでもない。

常人には理解のできないぶっとんだ発想あればこその「美しい狂気」じゃないの。

それに、事件の真相は真相として、「コピーキャット」の件はまぁ許すとして、最後にちらっと「え?ほんとに蘇ってたの?」というカットを入れてほしかった。

雑踏の中でふっとキムタクとすれ違っていくような、ほんの一瞬の「あれ?」っていうカット。

「それがなきゃつまんないだろ」と思って、予告が終わってもしばらくずーっとテレビの前で待ってたんだけど……ないまま「世界ふしぎ発見」になっちゃった……。

つまんない。

そりゃ、「科学的捜査ドラマ」としては、「死んだはずの人間が蘇っている」なんてゆー非科学的なオチはつけられないでしょうが、でもこの世界にはまだまだ科学では解明できないことがたくさんあるんだし、竹神の狂気に触れた人間が集団ヒステリーを起こして「別人を竹神だと信じて処刑する」ってことがあったっていいじゃーん。

ホントに死んじゃってたとしたって生き返るのよ~。だって魔王だも~ん。

余韻がなくて不満でした。


ところで。

松重豊さんが悪役の一人でしたね。

『ブラッディ・マンデイ』の時の松重さん、かっこよくて好きだった。

なので今回も「実はいい人」だったりしないかな、と思ったんだけど、やっぱり悪かった(笑)。

神保悟志さんも『ブラ・マン』出演者。

そーいえば土曜の8時って同じ枠だね。放送局も一緒やし。

ドラマのタイプが違うし、比較してもしょうがないけど、『ブラ・マン』の方が断然好みでした。J役の成宮くんのこれまた「美しい狂気」が好きやったわ~。

『MR.BRAIN』、初回と2回を見た限りでは、なんか、あまりにも「狙いすぎ」な感じで……面白くないことはないんだけど、「どーだ!すごいだろう!キャストにも金かけてるぞ!面白く作ってるぞ!!」ってゆー主張が強すぎる気がして……ちょっとうっとうしい。

来週のゲストは亀梨くんやもんねぇ。

キムタクと水嶋ヒロの共演ってだけでも狙ってるのに、ねぇ……。