クラシックのインターネットラジオ局OTTAVAがこの1月、「第三の開局」とも言えるプログラムの大改編を行い、1月18日からは朝、昼、夜のワイド生放送番組がハイレゾストリーミングでも配信されることになりました。

ハイレゾでの配信はPrimeSeatというサイトで行われ、専用ソフトをインストールし、DSD対応USB-DACを繋ぐとDSD5.6MHzの高音質を楽しめるという。

こんなことならXC-HM82ではなくDAC機能付きのネットワークオーディオを買えば良かったぁぁぁぁぁぁ。

ほんまね、自分の先見の明のなさにがっかりしていますよ。XC-HM82買ったのちょうど1年前ですけど、もう少し我慢して古いオーディオ使っていればねぇ。今買い替えたのに。

っていうか、今だったらネットワークオーディオ買わずにDACだけ買って古いオーディオアンプに繋いでいたような。別にアンプ壊れてなかったし。

PCを立ち上げなくても、電池容量等制約のあるスマホを使わなくてもOTTAVAが聞けるように、と思って買ったXC-HM82だったのに、結局PC使わないと聞けないストリーミングが始まるとは……。

1年前にオーディオ買い替えたばかりで、今すぐDACを買う余裕はないのですが。

一応値段を調べてみました。

DSD対応のDAC、高いです。なるべくリーズナブルな奴……と思っても3万ぐらいします。XC-HM82、5万ぐらいで買ったのに。

ありのままの音の喜び。DSD 11.2MHz対応USB DAC 3製品聴き比べ」という記事で紹介されていた「iFI-Audioのnano iDSD」が28,000円ぐらい。


手頃な価格でDSDを満喫できるUSB DAC 3製品聴き比べ」という記事で紹介されていた3機種、まず「FOSTEX DAC & ヘッドホンアンプ HP-A4」が3万円弱。


「コルグ DS-DAC-100」も税込み29,000円ぐらい。


「デノン DA-300USB」はちょっと高くて3万円超える。


うーん、どれも高いぞ!無職の主婦にはそんなお金すぐには出せん!

あ、これは2万円で買えますね。「SYBASONIC UAU19A 384khz/24bit DSD対応 USB オーディオDAC ハイレゾ・ヘッドフォンアンプ」。

これ、ジャストシステムのオンラインショップで売ってる「AREA ハイレゾ USB DAC Kyo-On DSD」と同じものっぽい?

他の製品に比べればだいぶお安いけど、サイトによって違う名前で売られているようなの、なんか心配ですね(^^;)

DSDにこだわらないなら24bit/96KHzハイレゾ対応で5,000円ちょっとの製品が。


でも結局「安物買いの銭失い」になるかもですねぇ。この先ハイレゾがどれくらい普及していくかわかりませんが、「ハイレゾどんどん聞いていきたい」と思っているなら中途半端なものを買うとかえって損するだけかも。

ハイレゾじゃなくて普通の音源でもネットワークオーディオって単体ではプレイリストが組めなかったり何かと使い勝手が悪いので、「これからは音楽はPCで聞く」と決めて高性能なDACを買う方が将来的には良さそうな気もします。

OTTAVAのセレクトショップでもPC込みのオーディオセットになっていますものねぇ。

一番安い「セットC」でも25万円もするので無職の主婦は泣くしかありませんが、このセットCに使われているDACは上記で紹介した「Fostex HP-A4」です。OTTAVA的にもお薦めのリーズナブルDACなのかもしれません。



で。

DACがなくてもPrimeSeatは聞けます。 PrimeSeatソフトの設定で「音質自動」にしておけばPCのサウンドカードに合わせてダウンコンバートしてくれます。

PCのサウンド設定で「スピーカー/ヘッドホンのプロパティ」を選び、詳細タブでサンプルレートを「24bit/192kHz」にしておけば、一応ハイレゾです。うちのVostroちゃんのサウンドカードに本当にそんな音を鳴らす能力があるのか謎ですが、PrimeSeatソフトも一応「192kHz」で再生してくれます。

まだ「自然音」プログラムしか聞けていないので(昼間はまだ他に聞ける番組がないため)いい音なのかどうなのかよくわかりませんが……。

24bit/192kHzでも理論上はCD音質の6.5倍のデータ量です。(ちなみにDSD5.6Mだと8倍だそうです。参考こちら

果たして私に通常のOTTAVAストリーミングとの音の違いがわかるのでしょうか……。



ハイレゾストリーミングは当然データ量が多いので、有線LAN接続が推奨されています。また、PCへの負荷も高いと思われ、DACを云々する前にPCの買い替えやネット環境の見直しを迫られる可能性も高いです。

とりあえず「自然音」プログラムは聞けましたけど、さて。OTTAVAのプログラムもちゃんと途切れず聞くことができるのでしょうか、乞うご期待!?

(普通の128kbpsのストリーミングでも私の耳には十分綺麗に聞こえるんだけどな……(^^;))



【2016/01/19追記 OTTAVAをPrimeSeatで聞いてみた】

はい、早速聞いてみました。ハイレゾ同時配信初日の午後プログラム「OTTAVA Liberta」と2日目午前の「OTTAVA Aria」。

「有線LAN推奨」を無視してWi-Fi接続で繋いでいるので、PC起動直後は「ネットワーク速度が低下しています。再生を停止しました」とエラーに。裏でウイルスソフトが更新チェックしたり色々動いてるからでしょうか。何度か試行すると無事繋がりましたが2~3分の遅延が(^^;)

一旦繋がればその後は途切れることなく聞くことができました。

しかし。

音がいいのかどうかよくわからん(笑)。

初日はノートPCのヘッドホンジャックからステレオミニ-RCAケーブルでXC-HM82のLINE入力に繋いで聞いたんですが、PCの音量を80%ぐらいに上げ、XC-HM82の音量も普段10ぐらいで聞いているのを20以上に上げないと聞けないぐらい音が小さくて……。

なんとなく音が柔らかい気がしましたが、普段XC-HM82単体で直にOTTAVAのストリーミングを聞いている音と比べると地味な感じも……。うーむ。

二日目はSONYのポータブルスピーカーと繋いでみました。もちろんBluetoothではなく有線で。

XC-HM82よりこっちの方がいい音に聞こえた(笑)。普段息子ちゃんがスマホを繋いで使っているこのポータブルスピーカー、常に音量がMAXに設定されているせいか、PC側の音量を15%ぐらいにしても大丈夫でした。

自然音とクラシックを合わせた「Nature Sound Mix」が立体的に聞こえる気がしました。鳥のさえずりがあの辺で……みたいな。

レンタルDACとかあったら繋いで違いを確かめてみたいところですが……。私の環境では「おおっ!」という程の音は得られませんでした(^^;) 残念。