Windows7の期限切れを前にして「Vostro3550をWindows10にアップデート!」記事のアクセスが増えているので、改めて要点まとめ&現況をupしておきます。

1.結論

・2011年購入のDELL製Windows7マシン「Vostro3550」、メーカー的には「Windows10アップグレード対象外」だったものの、2019年3月にWindows10を入れて、現在大きな問題なく動いている。

・2019年11月配布の「Windows10 バージョン1909」も問題なく適用できた。
(インストール日が1903を適用した日のまま変わってないのが謎なんだけど、1909へのアップデートは5分で終わったので、ベースは1903でたいした変更がなかったのかも)

2.Windows10へのアップグレードの仕方

・現在もまだWindows7からWindows10へ無償アップグレードできる(少なくとも2019年3月にはできた)。Microsoft公式の「Windows10のダウンロードページ」から「今すぐアップデート」をクリックするだけ。

・ツールの準備、プログラムのダウンロード、インストール、再起動で合計4時間ぐらい。途中プロダクトキーを入れろなどと言われることもなく、Windows10が入った。「個人ファイルとアプリを引き継ぐ」設定にしたのでデスクトップに並ぶアイコンも同じ、ログイン時の指紋認証も生きててあっけないぐらいあっさりWindows10マシンになってしまった。(もちろん事前にBIOSやドライバは最新のものにしていた)

3.HDD交換後クリーンインストール

・しかし残念ながらすぐにHDDがお亡くなりになってしまった。幸い中古のHDDを入手できたので換装後、別PCで前述の「Windows10ダウンロードページ」からインストールツールをダウンロード、それを使ってクリーンインストールした。

・インストールツールをUSBメモリで作る場合はUSBのフォーマットを「NTFS」にすること。クイックフォーマットのチェックもはずす(これがわからなくてだいぶ時間を無駄にした)。

・「今すぐアップデート」でWindows7からWindows10へアップグレードする場合には問題ないが、HDD交換などハード構成を変えた場合はライセンスで引っかかる可能性がある。私の場合はHDDがダメになる前にライセンスとMicrosoftアカウントを紐付けておいたため、インストール時にそのアカウントでログインして問題なくWindows10を入れられた。どれくらい構成を変えると引っかかるのかよくわからないが、心配な人はMicrosoft垢とリンクしておこう。(※参考→「ハードウェア構成の変更後に Windows 10 のライセンス認証をもう一度行う」



4.ちなみに

・2011年製Vostro3550、もともとメモリは4GBだった。HDDを入れ替えた時に同時に6GBにアップした。8GBに!と思ったのに2GB+4GBという変則になってしまったが現在6GBで快適に動いている。

・その後バッテリーがお亡くなりになったり、Windows7時代からの細かい問題もいくつかあるが、2018年に購入したVostro3568よりむしろ動作が軽快。よけいなソフトをほとんど入れていないせいか起動も速いし月例のWindowsUpdateも3568より短時間で済む。ネットサーフィンやPrimeVideoを見るだけなら十分。今この記事も3550で書いてる。

・ただ、半年に一度Windows10がバージョンアップしていく中、どこまでついていけるのか。そのうち対象外で新バージョンが配布されなくなるのかも。とりあえず1909が入ったから2021年5月11日までは安泰。

・3568より画面が綺麗な気がするし、指紋認証も便利なのでできる限りがんばってほしい。(とはいえメインは3568。3568も末永くがんばってね)

【2020/12/06追記】
・その後、Windows10バージョン20H2も無事インストールできた。5時間ほどかかったものの、インストール後も特に問題なく快適に動いている。(詳しくはこちら→『Windows10バージョン20H2への長い道のり』