2011年11月から昨年2018年夏までメインマシンとしてがんばってくれたVostro3550(買った時の嬉しがり記事はこちら)、新しくVostro3568を迎え入れて以来(同じく買った時の記事こちら)、Windows Updateを走らせるためだけにしか起動しなくなっていたのですが。

「まだ無料でWindows7からWindows10にアップデートできる」というtipsを知り、それなら!とチャレンジしてみました。

結果、とりあえずWindows10にはなりました。とりあえず。

以下、備忘録です。

(※ごちゃごちゃ余計な話が多いので要点だけ読みたい方はこちらの記事へ→「Windows7マシンをWindows10にした話まとめ」


【1.下準備】

・Vostro3550はメーカー的には「Windows10アップグレード対象外」でした。でもあの恐ろしい「Windows Updateで強制的にWindows10が降ってくる」時期、Windows10Getアプリには「あなたのPCは互換性があります」と言われていたのです。

・改めてちょっとググってみると、「強制的にWindows10が降ってきた結果、画面が真っ黒!」という不具合がチラホラ発生していたようで。「音が出ない」っていうのもあったよう。BIOSアップデートだけで大抵は回避できるみたいだったので、すでに2014年頃BIOSアプデ済みだった我が3550は問題ないはず。

・問題ないはずだけど、念のため他のドライバもアプデしておこうかな、とDellのサポートサイトからごちゃごちゃ。SupportAssistアプリが薦めてきた「無線LAN&Bluetooth」と「チップセットドライバ」の更新はどちらも失敗。なんか、Bluetoothアプリを入れるところで「レジストリエラー」が出てロールバックしてしまう。そういえばBIOSアプデした時にこれも入れようとして同じ目に会った記憶……。「チップセット」の方は「PCに入ってるドライバの方が新しいけど上書きする?」と訊かれたので「じゃあやめとく」と。どういうことや…なんで新しいのが入ってるの。入れたっけ…???

・その他IDTオーディオドライバ、ビデオドライバ、タッチパッドドライバを手動で入れようとしたけど、IDTは「互換性云々」の表示が出て、他の2つも入らなかったぽい。つまり下準備要らなかった。要らないどころかなんか「Windowsサービスに接続できませんでした」というエラー出たし……。
(※念のためググったらこのエラーでした→「突然の「Windowsサービスに接続できませんでした」警告って?」)

・あ、一応Windows7は最新3月期のUpdateも適用しました。関係あるかどうかわからないけど。


【2.Windows10インストール!】

・無償アップデートは2016年7月に終わったはずでしたが、実は今でも「Windows10のダウンロード」というMicrosoft公式ページからインストールできます。

・このページの「ツールを今すぐダウンロード」からツールをGet、あとはそのツールを起動し、「今すぐこのPCにインストール」を選んで開始するだけです!

・Vostro3550はWi-Fiがb/gで遅いので、さすがにこの時は有線で繋ぎました。ツールの準備、更新プログラムのダウンロード、そしてインストールと再起動。全部で4時間ぐらい



・本当にタダでアプデできちゃうの?と半信半疑だったけど、本当にWindows10になりました! 途中プロダクトキーを入れろ、などと言われることもなく。



「個人ファイルとアプリを引き継ぐ」設定でインストールしたのでデスクトップに並ぶアイコンも同じ、ログイン時の指紋認証も生きているし、終わってみれば「びっくりするほどあっさり」アプデされちゃった感。画面や音の不具合もありませんでした。


【3.しかし遅い(´・ω・`)】

・引き続きWindows Updateを走らせた後、ちょこっとChromeを動かしてみたのですが。
遅い!
Windows7の時から起動直後は特に遅かったし、日本語入力(ATOK)をONするとまず一回「応答なし」とかになってたので、「Windows10にしたから遅い」というわけでもないんですが、ちょっとTwitterしようとするだけですごいストレス……。

・やはりメモリ不足なのでしょうか。メモリ4GB、基本的人権が保証されていません。(画像はアプデ前のもの)




・これもWindows7の時から出ていた「USBポートの電力サージ」云々エラーが閉じても閉じても出るし。USBポート、マウスしか繋いでないし、マウスをはずした状態でも出る。そしてマウスを認識してくれないこともしばしば。USBポートがもう物理的に壊れちゃってるのかしらん…。


【4.ATOKの入れ直し】

・ChromeよりはEdgeの方が軽い、という話を聞いてEdgeを試してみました。そうしたら、日本語入力ができない。ATOKが動かない(´・ω・`)

Edgeだけでなく、Windowsの設定画面や検索ボックスでもATOKをONにできない。ええっ…。

・ATOK2017はアップデートを適用すればWindows10でも大丈夫なはず、実際Vostro3568の方では問題なく使えています。でもそういえば、Windows7からの無償アップグレードで10にした場合、ATOKを入れ直さないとダメ、って話を2016年の時に聞いたような。

・ATOKの再インストールぐらいならすぐできるので、一旦削除して入れ直し。「すぐできる」とはいえ、いちいちシステムの再起動に時間がかかるったらありゃしない(´・ω・`)

・アプデも適用して、無事Edgeその他でATOKが使えるようになったけど、やっぱり遅い!!!!! 何これ、実用に耐えないよ……。Edgeは起動自体はChromeより速いし、日本語を使わないならネットサーフィンもChromeより快適な感じだけど、日本語使えないブラウザとか意味ないやん。

・Chromeは最初「応答なし」になって時間かかるけど、しばらくすると日本語入力に関してはEdgeよりはマシになる。うーん。


【5.メモリか?メモリなのか?】

・さっきも言いましたがVostro3550のメモリは4GB。タスクマネージャでメモリ使用率を見るとChromeでもEdgeでも62%とか65%とか。今これを書いてるVostro3568はメモリ8GB搭載で48%。うーん。増設すべき?



・3,000円で快適になるならやってみる値打ちあるかな、と思うけど、3568がトラブった時の非常用としてしか使わない(日常的には使わない)マシンにどこまでお金と労力をかけるか。実験としてやってみたい気はめちゃめちゃあるし、それを言うならいっそHDDをSSDに換装して……。


ということで、クリーンインストールしてみようかとかその場合ライセンスは?とか、もうちょっと続きます。(続きはこちら


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