(※以下ネタバレしまくりです。これからご覧になる方はご注意ください。引用してる台詞は正確ではありません。その他記憶違いあると思いますがご容赦を)




『仮面ライダー滅亡迅雷』を観てから早や1年半、「バルカン&バルキリー」をやっと観ました。

ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ、なんで俺これ映画館に観に行かなかったんだよぉ! めっちゃいい作品じゃねぇかよぉぉぉぉ!

いやほんと、なんで観に行かなかったんだっけ?
『滅亡迅雷』もすごく良くて、あのラストだし続きがどうなるのか楽しみにしてたのに、2021年8月27日からの期間限定上映、映画館まで足を運ぶの諦めちゃったんだよなぁ。
もったいない。
返す返すももったいない。

大きなスクリーンと良い音響で観るべきだったよなぁ。

そのうちAmazonPrimeの見放題に入るかなと待ってたんだけど、なかなか見放題にはならなくて(レンタル400円で観られます→こちら)、レンタルショップでDVDを借りてきました。
京都テレビでの『ゼロワン』再放送も最終章に入って、「やっぱり滅亡迅雷と不破さん&ゆあちゃんのパートは好きだな」と思い、観たい欲が高まったわけです。(あとレンタルショップの割引キャンペーンに釣られた)

せっかくなので『滅亡迅雷』の方も借りて、まずそっちからおさらいしたんですけど、ほんとにいいですよね、これ。滅と迅ちゃんがいいのはもちろん、兵士ヒューマギアというテーマ、シンギュラリティに達したAIは人間の味方をするべきか、それともAIの味方をするべきか。「正義」と「悪」ではなく、「正義」と「正義」の戦いこそが無限に兵器ビジネスを生み出すという人間の悪しき欲。

悪しき目的のためにヒューマギアを使おうとする人間を、それでもヒューマギアは赦すべきなのか?
悪いのは道具ではなくそれを使う人間なのに、人間が使いこなせないがゆえに、道具の方が滅びるべきなのか。

人間と戦おうとする迅ちゃん、亡、雷。戦うべきではないと考え、葛藤していた滅。その背中を押したのは不破さんで、「何も悩む必要はなかったんだ」と滅も「人間相手の聖戦」に加わってしまう。

「世界が必要とするなら、俺たちが悪となろう」

ああ…そんなこと、しなくていいのに。人間のために君たちが悪を演じる必要なんてないのに。

謎システムにより四位一体の仮面ライダー滅亡迅雷に変身してしまったあとは、もうそこに個々の意志は感じられない。「心」は感じられない。
駆けつけた不破さんの呼びかけにも応えず、もとの自分達の体を――すべてを破壊し、ザイアの建物も破壊し。

「滅亡迅雷 will be extinct」

不破さんが「今なんて言った?」って聞き返した台詞、私も映画館で観た時よく聞き取れなくて、なんて言ったんだろうと思ってたんですが。
「滅亡迅雷は滅亡する」――もう少し強く、「滅亡迅雷は滅亡すべし」という感じでしょうか。

滅の質問に、「その時はぶっ潰す」と明快に答えてくれた不破さん。自分が迅ちゃん達とともに「人類の敵」に回っても、不破さんならきっちり片を付けてくれると思えたから、滅は覚悟を決められた。
あそこで一瞬或人に赦された時のことを思い出すのは、「赦されてはいけない」「倒されなければ」と思ったからなのかな。或人社長はまた俺たちを赦すかもしれない。でも、不破諫ならば――。

シンギュラリティに達した高度なヒューマギアを人間たちはまだ扱いきれなくて、自分達が存在する限り、その力を利用しようとする「悪」が現れてしまう。それならば、「俺たちが悪となる」。悪となって、滅ぼされるしかない。

ああああああああ。
つらい。
つらいよぉぉぉ。

で。
ここからやっと本題、『バルカン&バルキリー』の話です(相変わらず前置きなげー)。

仮面ライダー滅亡迅雷によって破壊されたザイア本社(というか日本支部?)の瓦礫の山から救出される1000%社長。
「サウザー課が地下になければ、1000%助からなかった。ザイアの時代は終わっても、私の時代は終わらない。必ず社長として蘇ってみせる!」と、見つけ出したサウザンドライバーを掲げて再起を誓う――。

1000%社長の出番はこれだけですが、ちゃんとベルトは彼のもとに戻ったし、生きてるし、その後の黎斗神とのスピンオフへ繋ぐ布石なのでしょう。滅亡迅雷が消えちゃってるのになんで1000%だけ生き残ってるんだか、まったく(´・ω・`)

相島一之さん扮する国防庁長官から滅亡迅雷を破壊せよと指令を受けるゆあちゃん。しかしゆあちゃんはそんなことはしたくない。まだ仮面ライダー滅亡迅雷を自分の目で見ていないゆあちゃんには、彼等がそんな暴走をするとは信じられないし、破壊する必要などないと思ってる。「彼等は“もの”ではありません」

一方で、自由になったソルド達は滅亡迅雷側について人間と戦おうと意気を上げている。もうマスブレインシステムはなく、ザイアも機能していない。
「どうすればいいのか」「もう自分で考えなくてはいけないんだ」
対話するソルド9とソルド20。
ソルド9は「当然滅亡迅雷.netの味方をするべきだ」と言い、ソルド20は「そうは思わない。私たちは人間の役に立つために生まれたのだから」みたいなことを言う。
「なぜ自由であることを望む?」
「なぜ道具であることを望む?」
そして二人は決別(いきなり撃ち合ってどっちか倒れるのかと思ったら温厚に袂を分かったので偉いと思った)。

ソルド9は若い男性型、ソルド20は若い女性型。「人類滅ぼせ!AIMSは敵だー!」と吹き上がってる残りのソルド達のリーダー格は恰幅のいい、ちょっとガラの悪そうな男性型。
ソルドは大量生産の兵士ヒューマギアのはずなのに、みんな見た目がそれぞれ個性的なのがすごい。いや、まぁ、役者さんの都合があるからそこは仕方ないけど、もしもソルドのようなものが実現したら、男性型女性型、パワー特化型、スピード重視型などいくつかの類型で同じ見た目のものが量産されるんだろうな、とか。

えーっと、それで、ゆあちゃんと不破さんは仮面ライダー滅亡迅雷に遭遇します。「まるで心がないみたいだ」とびっくりするゆあちゃん。ともあれ二人で変身して戦うものの刃が立たず、一旦退却。
AIMSのあのマイクロバス(?)の中で「これからどうする」みたいな話をするゆあちゃんと不破さん。不破さんは見たこと(仮面ライダー滅亡迅雷が元の自分達のボディを破壊してしまったこと)を話し、ゆあちゃんも亡が「滅を修理するために少しの間滅亡迅雷のもとに戻らせてくれ」と言ってきた時のことを話す。

「決して隊長を裏切るようなことはしないと心に誓います」と、アサルトグリップを差し出す亡に、「それなら休暇を取れ。休暇中に何をしようが自由だ」と許可を出すゆあちゃん。
ゆあちゃん、いい上司だよなぁ。
でも結果的に、それが亡との最後の会話になってしまった……。

AIMSの位置情報をハッキングして、二人に迫るソルド達。
ソルド20のおかげで間一髪、彼等が来る前にマイクロバスを捨てた不破さんとゆあちゃん。ゆあちゃんはソルド20を後ろに乗せてバイクでAIMS本部へ。
ここでの二人の会話がいい。
これまでマスブレインシステムで行動を律してきたソルド20に対し、ゆあちゃんは「多数派の意見が正しいとは限らない」と言う。それなら何が正しいのか?
「命を守ることだ」とゆあちゃんは答える。国や時代が変われば正義も変わる。しかし「命を守る」ことだけは変わらない…。

そしてAIMS本部に現れる仮面ライダー滅亡迅雷。ゆあちゃんは隊員たちを退却させ、建物内にいる職員の避難に向かわせる。そして自分一人で滅亡迅雷と戦おうとする。
「たった一人で何ができるんですか?」
ゆあの考えがわからないソルド20。
「私の正義を貫くだけだ。どんな命も、私が守る!

ゆあちゃん、格好いい~~~~~~~。

しかし滅亡迅雷の攻撃であっさりプログライズキーを弾き飛ばされちゃって変身できない。そしてさらなる攻撃がゆあちゃんを襲う――!
ソルド20が身を挺してゆあちゃんを守り、自身のプログライズキーをゆあちゃんに託して息絶える(ヒューマギアなので息はしてないんだろうけど、動作停止する)。

変身したゆあちゃんは滅亡迅雷にどうにかダメージを与えることに成功するけれど、自身もドライバーを破壊され、ぼろぼろに。そこへ「刃っ!」と駆けつける不破さん。滅亡迅雷とすれ違いながら、そっちを追ったり戦ったりしないでゆあちゃんを介抱する不破さん優しい。

ソルド20がゆあちゃんから「ゆあちゃんの正義」をラーニングしていた頃、ソルド9は不破さんから「不破さんのルール」をラーニングしていた。
「滅亡迅雷.netの意志のままに」人間と戦おうとするソルド9、それが「正義」だと言う彼に、「正義なんて言葉は気に入らねぇな。要は都合良く暴力を振るうための言い訳だろ」みたいに言う不破さん。
「正義を否定するなら、あんたが戦う理由は何だ」
「俺のルールだ。俺が守りたいと思うものを守り、気に入らないものはぶっ潰す、それだけだ」

ソルド9に銃を突きつけられても動じず「どうした、撃ってみろよ」と煽ったり、「あんたの行動は合理的じゃない」と言われて「理屈だけで動けるほど、心ってのは精密にできてないんだよ」と答えたり、ほんとにいちいち格好いいんだよなぁ、不破さん

ソルド9とのこのやりとりのあと、不破さんはAIMSに駆けつけ、ゆあちゃんを病院に。
病院のベッドでゆあちゃんは昔の夢を見る。かつて師事していた教授が大学を去った日のこと。AIによる自動照準装置を備えた銃がテロリストもろとも人質の少女を撃ち殺した、それを「私のせいだ」と悔やんで去って行った教授。
ゆあちゃんの「命を守る」という信念、とりわけ「テクノロジーをより良く使うこと」への信念の根っこは、この一件だったんだな、っていう。

命に別状はなかったゆあちゃん。目を覚ますと枕元には不破さんがいる。
「滅亡迅雷にはまだ心がある」と訴えるゆあちゃん。
「俺がなんとかしてやるよ。仮面ライダーだからな」と言って、亡のアサルトグリップを持って出ていく不破さん。
「私も行く」と起き上がろうとするゆあちゃんに、「命を守るのがおまえの仕事だろ、命張るのは、俺みたいな野良犬の役目だ」と答えて。

不破さんマジ格好良すぎない!?
惚れてまうやろ~どころじゃなくない!?

滅亡迅雷の本拠地、デイブレイクタウンの近く(たぶん)では、ソルド達がAIMSの隊員を攻撃していて、それを止めようとしたソルド9もボコボコにされている。
駆けつけた不破さんはソルド9に対し、「何バカなことやってんだよ、俺のことなんかラーニングしなくていいんだよ」と。
あー、もう、不破さんの台詞今回全部良すぎるんだけど?

滅亡迅雷の望みは人類を滅ぼすことなんかじゃない、とソルドたちに語りかける不破さん。
滅とのあの最後の会話を思い出した不破さんは、滅がわざと悪に回ったことを理解したんだ。仮面ライダー滅亡迅雷はAIMSの隊員には手を出さなかった。「バルキリー will be extinct」とゆあちゃんだけを標的にしていた。ゆあちゃんを狙えば、不破さんが怒ってぶっ潰してくれるとわかっていたから。

って、え?

あの時滅は「俺たちがあんたの大切な人間に刃を向けたらどうする?」って訊いたんだけど……つまり滅は「不破諫の大切な人間=刃唯阿」だとちゃんと認識してたってことよね? まぁ不破さん、家族の記憶も失ってたし、他に友達いそうになかったし、ゆあちゃん以外に標的にできそうな人いないけど。

「そうすれば俺が奴らをぶっ潰すとわかっていたからだ」ってソルド達に解説する不破さんも、なにげに「自分にとって刃は大切な存在」だと告白してる(笑)。
「どうしてあいつらがそこまでするかわかるか?」
不破さんの問いに、ソルド9が答える。
「俺たちにラーニングさせようとしているんだ。行き過ぎた正義は、悪になるということを。そしてその悪は、滅ぼされなければならないということを」

迅ちゃん、亡、雷は純粋にヒューマギアを自由にしたいだけだったぽいんだけど、滅は「世界が必要とするなら、俺たちが悪になろう」と言った。
たとえザイアが潰れても、リオンという一人の悪人を倒しても、シンギュラリティに達したヒューマギアを利用しようとする人間はこの先も現れるだろう。自分達に対する怖れも、簡単にはなくならないだろう。自分達の存在が悪意を生み出してしまうなら、自ら「悪」となって滅ぼされよう……。
そんなこと、考えなくて良かったのに。
そんなふうに、考えなくても。
(――これ、冒頭でも書いたな。まぁいいや、大事なことなので2回)

ソルド20と同じように、ソルド9もまた不破さんにプログライズキーを託して活動停止する。

しかしキーがあっても不破さんのドライバーは最初の戦闘で壊れたまま。仮面ライダーに変身することはできない。
で、やっと或人の出番です。
宇宙にいる或人は「会社作って社長になれば衛星ゼアが使用許可を出してくれるよ」と、不破さんを「株式会社仮面ライダーバルカン」の社長にする。
えー、どこの社長でもいいの? 飛電インテリジェンスじゃなくても? そういや或人が飛電を追い出されて作った会社でも良かったか……。

ともあれゼロワンドライバーを持って例の森(迅ちゃんが花を置いたり、滅と不破さんが例の会話をした森)に出向く不破さん。
バルキリーにやられた損傷を修復し、姿を現す仮面ライダー滅亡迅雷。
亡、雷、迅、そして滅との思い出を振り返りながら、覚悟を決めて変身する不破さん。

「自分達さえ悪者になれば、それでまた人間とヒューマギアが仲良くなれると思ったのか?格好つけすぎなんだよ」

「正義で世の中良くしようなんてのは、ただの詭弁だ。くだらないジョークで腹の底から笑ってりゃそれで良かったんだよ。心の使い方間違いやがって

名言揃いの不破さんの台詞の中でもこの、「正義だなんだよりもただ笑っていればいい」ってほんと至言ですよね。しょうもない駄洒落ですぐ笑っていた不破さんのキャラクター設定がこんなところで最高の使われ方をするとは。
この台詞とともに繰り出された攻撃で吹っ飛んだ仮面ライダー滅亡迅雷、ちょうど迅ちゃんが置いた植木鉢のところに倒れるんです。
『滅亡迅雷』の冒頭で、「みんなが笑っていれば悪意なんて生まれない」と言いながら迅ちゃんが水をやっていた花。でも迅ちゃんが世話をしなくなったこの数日で、花はすっかり枯れてしまっていた。

本当に、ただ笑っていれば良かったのに。
笑っていられれば。

死闘の末、不破さんは仮面ライダー滅亡迅雷を倒す。
でも。
相撃ちだった。
目から血を流し、ボロボロになって倒れ込む不破さん。
「夢を貫くのも、骨が、折れる…な……」

――まだこの時点では私、「いや、大丈夫だよね?ボロボロだけど大丈夫だよね?」と思っていました――

「不破!不破ーっ!」と駆けつけてきたゆあちゃん。不破さんは「刃か?悪いな、よく見えねぇんだ」と切れ切れに答える。
「なんでこんな無茶を! いつも勝手に突っ走って」
「何も命捨てようなんて大それたこと考えてたわけじぇねぇ、ただ、覚悟決めた奴相手にするなら、こっちも覚悟決めるしかない、それが、仮面ライダーだろ
うぉーん・゚・(ノД`;)・゚・
ゆあちゃんも泣いてたけど、私も号泣だよ。不破さんマジ格好良すぎるよぉぉぉぉぉ!

「不破!」というゆあちゃんの叫びだけが森にこだまする。
でも、まだ、私は信じてなかったよ? 最後にはケロっと包帯だらけの不破さんが出てくると思ってた。まだ全然怪我治ってないのに病院から脱け出そうとして看護士ヒューマギアに止められてるようなシーンで終わると思ってた。
そう思ってたのに――。

「滅亡迅雷は破壊された、安心してください」と得意げに記者会見を開く国防庁長官。誰のおかげだと思ってるんだよぉ、こんちくしょう。
「人工知能を人型で運用するなど、あってはならないことだったのです」などと続けているところへ、「私はそうは思いません!」とゆあちゃん登場。ゆあちゃんの後ろには、修復されたソルド9とソルド20が付き従っている。
「ヒューマギアが悪いのではなく、問題は私たち人間の方にあったのです。人間がもっと正しくならなければ。テクノロジーとどう向き合っていくのか、考え続けていかなければ。滅亡迅雷.netの意志を継ぐ、彼らとともに」みたいなことをゆあちゃんが言って、映し出される滅亡迅雷4人の姿。部屋の隅、扉のあたりで、壁にもたれてゆあちゃん達を見守っている。

復元された……?わけないよね。

エンディングテーマが流れ出す中、廊下に出て来る滅亡迅雷の背中。歩んでいく彼らの姿は、途中ですぅと消えてしまう。
やっぱり、幽霊というか魂というか、想いだけが、ゆあちゃんとソルドを見守りに帰ってきてたんだ……。

続けてゆあちゃんとソルド2人が部屋から出てきて、消えることなくしっかりと去って行く。

そして。

現れる不破さんの背中
画面の向こうへ――廊下の奥へ歩いて行って、滅亡迅雷と同じように、消える。
消える。

うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、不破さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!

嘘だよね? 生きてるよね、不破さん???
クレジット全部終わっても、まだちょっと信じられなくて呆然としてたんだけど。

え、去年の夏、限定公開された時、こんな結末話題になってた??? 観に行けなかったし、積極的に情報漁らなかったけど、全然知らなかったよ……。不破さんファンの人、メンタル大丈夫だったの……?

私、そこまで不破さんファンだったわけじゃないけど、正直オーズ10thよりショックだったよ。オーズ10thは事前にそれっぽい話が流れてきてて予想してたし、「いつかの明日」を10年は楽しめたわけだから。『平ジェネFINAL』なんてほんと、最高に楽しませてもらった「その後」だったから。

でもゼロワンは、テレビ終わったばっかりじゃん。劇場版『REAL×TIME』で迅ちゃんと不破さんのコンビを楽しんで一年も経たないうちに、滅亡迅雷も不破さんもいなくなってしまうなんて。

どうして……。

作品としてほんとよく出来てて物語に必然性があるから、たとえバッドエンドでもオーズ10thみたいに怨嗟の声が渦巻かないのはわかる。
わかるけど、でも。
不破さんめっちゃ格好良くて、不破さんとゆあちゃんの同僚以上恋愛未満みたいな関係性もたまらんなぁと思っていただけに……。この先もう滅亡迅雷の4人も不破さんも見られないなんてあんまりじゃない!? なんで1000%だけ生き残ってんの!?(八つ当たり)


『滅亡迅雷』と『バルカン&バルキリー』、合わせて1時間40分ぐらいの見事な1本の作品になってて、テーマもみんなの熱演も本当に素晴らしくて、今さらながら見て良かったし、この先も何度も見返したいけど――あああ、不破さぁぁぁぁぁぁぁん!(しつこい)

なんか、不破さんのあのキャラクターだからこそ、「心の使い方間違えやがって」みたいな台詞がキザになりすぎなくて、ほんと格好良かったんだよなぁ。今作の不破さんの台詞全部書き起こして暗誦したいぐらい好き。
嘘の記憶でヒューマギアを憎まされて、本当の「不破諫」の人生はびっくりするほど平凡でつまらない、なんて言われていたけど。

不破さん、あなたこそ世界を救ったヒーロー。
あなたこそ、仮面ライダーだよ。



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(※むっちゃサントラ聞いてる。「バルカン&バルキリー」「不破と刃」って曲があるんだよねぇ)