(※最後の挨拶のところなど、正確ではありません。記憶違いはご容赦を)

2026年3月14日、『エリザベート宝塚30周年スペシャル・ガラ・コンサート』に行ってきました!



お昼12時の公演、’96星組バージョンです!!!!!
マリコさん(麻路さき)、ノルさん(稔幸)、ブンちゃん(えまおゆう)、わたる君(湖月わたる)揃い踏み、嗚呼、我が青春のゴージャス星組よ!!!!!



’96星組バージョンについての感慨は5年前のガラ・コンの記事『エリザベート・ガラ・コンサート』’96星組バージョン万歳!にたっぷり書いてしまったので、今回は「生で観られた!」というだけの記録なんですけども。

30年経って、もう一度マリコさんのトートを生で観られるとは。マリコさんとブンちゃんの「闇が広がる」を、そしてノルさんとブンちゃんの……。

ブンちゃんを星組のトップにしなかったこと、ブンちゃんオスカルにノルさんアンドレを実現しなかったことは本当に何度でも、一生言い続けるよ、俺は。

幕が開いて、ルキーニの呼びかけでみんなが舞台に登場、並んで歌ってる姿だけでもうね、感無量になっちゃうよね。タキちゃん(出雲綾)にグンちゃん(月風瞳)まで、’96と同じ配役だもの。みんな5年前よりさらに年は取ってしまっているけれど……w

5年前はロン毛だった気がしたノルさん、今回は短い鬘だった。いや、ノルさんがロン毛だったのは別の公演かな? もうわかんないな。ブンちゃんはなんかちょっと榛名由梨さんみが出てきていた。お二人ともお声は変わらないし、ノルさんは歌い方が現役時代よりナチュラルになっていた気がする。2幕目の年取ったフランツのお芝居がとてもよくて沁みた。

――ってゆーか、1幕目のフランツ、「全部お前のせいじゃん」で見ててイライラするもんな(爆)。自分で見初めて無理に結婚しておいて妻よりも母を取る男フランツ。「私の身になってもらえばわかる」とか言うけどさー。じゃあおまえもシシィの身になれよー。皇帝であることの重圧から逃れるための「優しい妻」を望んでいたならシシィを選ぶな!

昔観た時よりフランツにイライラしたの、それだけノルさんのお芝居が良かったってことなのかしら、はは。

「お母様か私か!」とフランツに迫ったシシィも、結局息子ルドルフに対してはおんなじことをしてしまうんだものなぁ。フランツも「自分のことで手一杯」だったのだろうし、ルドルフの気持ちを汲んでやれなかったシシィも……。

シシィ=エリザベートは白羽ゆりちゃん。あやか姫シシィをもう一度生で拝みたかったけど、ゆりちゃんのシシィも好き。ゆりちゃん、エリザベートを演じたのは雪組でだけど、星組でわたる君の相手役だったんだもんね。2012年の『ガラ・コンサート』でもゆりちゃんのシシィ拝見してて、あれから14年(!)経って、さすがに1幕目より2幕目がハマっていたけど、でも1幕目最後のあの肖像画ヘアスタイル、よく似合って美しかった。

フルコスチュームではないバージョンだけど、エリザベートとトート閣下は鬘もお衣装もかなりしっかりしてて、マリコさんトート本当に綺麗で。

一緒に観劇した母が「マリコさん綺麗ねぇ、綺麗ねぇ、あんなにきれかったかいな」とずっと言ってて(笑)。

安定の3階席で、遠目だと全然老けてらっしゃらないし、双眼鏡で見てもあんまりお年を感じさせないのよ。1幕目は黒のガウンに赤(オレンジだったかな?)のドレスシャツ、2幕目は紫のガウン。鬘も少し紫がかった髪色で、黒いネイルが照明で時々金に光る。そしてラスト、ついにエリザベートをその腕にかき抱く場面では純白のお衣装、ひゃあああああああ、マジで美しいぃぃぃぃぃぃ。

メイクの力もあるとは思うけど、マリコさんも今年61歳(!)。61歳の人があの衣装で違和感なくシュッとして美しいのほんますごい。

5年前も書いたけど、マリコさんのあの美しい、表現力豊かな指先も変わらなくて。片手でマイク持ってるから、使えるの片方だけなのに、その片方の手の表現力がすごい。シシィやルドルフの輪郭をなぞるあの指の動き、たまりませんわ。もちろん表情も、ただ舞台袖で登場人物を眺めているだけの時のたたずまいも、まさに「黄泉の帝王」、妖しく美しく、冷たい哀しみをたたえて。

本編中ではあんなに見事に「死」なのに、フィナーレでキャスト迎える時にはもうニッコニコ、柔らかい笑顔でお可愛らしい。ふだんほわーんと可愛らしい方なのに、なんで劇中ではトートとかガイとかネロとかできるん、なんでアンドレもできるん。不思議なお方すぎる。

ルキーニのわたる君はなんかもう自在って感じ。『ガラコン』ではわたる君のルキーニしか観てなくて他の方との比較はできないんだけど、お芝居も歌ももはや円熟、安心して観ていられる。なのに見た目はまだまだ現役で大劇場に立てそうな格好良さなのよね~~~。2幕目幕開きの客席からの登場も実に楽しく。客席に「星組の先輩方」がいらしたそうなんだけど、どなたが観劇してらしたんだろ。

タキちゃんのゾフィーは相変わらず怖い! 高音がちょっと弱くなってた気がするけど、その分低音はさらに迫力が増したような。本当に歌がうまい。

少年ルドルフのグンちゃん、96年当時はエトワールもやって、新人公演ではエリザベート役。今回も96雪組バージョンでエリザベートを務めてらっしゃる。グンちゃんのシシィも観てみたかったなぁ。

マダム・ヴォルフは現役ジェンヌ、専科の美穂圭子お姉様。さすがの歌のうまさ&貫禄だった。

ヴィンディッシュ嬢も専科から特出の小桜ほのかさん。昨年秋に専科へ異動、それまではずっと星組で、『阿修羅嬢の瞳』の時にエトワールを務めてらしたらしいんだけど、記憶が……。ヴィンディッシュ嬢、歌もお芝居もめちゃくちゃ巧くてびっくりしました。「え、この人誰!?」って思うほどの存在感。ずっとぷるぷる震えてる感じとかもすごい巧かった。

星組96年当時は確か陵あきのさんがヴィンディッシュ嬢。あ~懐かしいなぁ。

メインキャストの皆さんはもちろんだけど、アンサンブルもとても良くて、コーラスすごく綺麗だった。緒月さんと寿さんしか見分けられなかったけど(^^;)

最後、フィナーレのにこにこマリコさん、さっきも言ったけどほんとに優しい笑みを浮かべてらして、挨拶では「30年前です…いや、事実なんですよ、皆さん」みたいに笑いも取られて。「30年経って、大好きなトートをまたこうして通しで演じることができて幸せです」ってふうにおっしゃってらした。星組で『エリザベート』をやると決まった時は色々葛藤も苦労もあられたに違いないのに、「大好きなトート」になってらっしゃるんだなぁ。

30年前の、11月~12月公演。雪組さんの初演が2月~3月で、わずか半年での再演。その後何度も再演されているけど、ここまで「星組」のトートはマリコさんただ一人。

私が生で拝見したトートはガラコン含めて6人ぐらいしかいないけど、やっぱりマリコさんのトートが一番好き

「いつも私ばかり喋ってるので、今日はみんなに一言ずつ」と言って、他のキャストに話を振っていくマリコさん。

マリコさん「あなたにとってフランツは?」
ノルさん「忍耐!」
マリコさん「あなたにとってエリザベートは?」
ゆりちゃん「人生で一番ナントカカントカ(※すいません、覚えらてれませんでした)」
マリコさん「あなたにとってルドルフは?」
ブンちゃん「私そのものです!」
マリコさん「あなたにとってルキーニは?」
わたるくん「忠誠とナントカ(※これもよく聞き取れなかった)」

14日の翌日、15日が大千秋楽だったので、「チケットがなくてもライブ配信が」としっかり宣伝してらしたし、カーテンコール時には今秋の花組さんでの再演にも触れ、「これからもエリザベートと宝塚をよろしくお願いします!」と。

花組さんのチケット、また争奪戦ですよねぇ、きっとねぇ。なんか大劇場での公演日数少ないし。

はぁ――。

30年ぶりに「星組バージョン」を生で観られて本当に幸せでした。ありがとう、キャストの皆さん、オーケストラ&スタッフの皆さん。素晴らしい舞台でした。

グランデ・アモーレ!

(※「MASTERPIECE COLLECTION【リマスターBlu-ray版】『エリザベート-愛と死の輪舞-』('96年星組)」、残念ながら在庫切れ。発売時にためらわず買っておけば良かった、ううう)

(※Amazon Prime Videoで’96星組版エリザベートをレンタル