昨日は朝から万華鏡をつくりに行ってきた。
9時半から12時までみっちり。
できあがりの全体像はこんな感じ↓



最初に講師の先生が言ったとおり、一番大変だったのは、万華鏡のシステムのところじゃなく、外側の箱のところだった。一枚の厚紙を、自分で寸法を測って切ったり穴を開けたりして組み立てるんだけど、小学生には寸法を測ってまっすぐの線を引く、というのがけっこう難しい。

先生は厳しいので、「自分で考えなさい」と言って、あまり細かいことは教えてくれない。……まぁ、うちは保護者付きだったので、あまり「手とり足とり」にならない程度に手伝ってたけど。

うん、まぁ、工作は好きだから、うちの息子。
はっきり言って私より上手だと思うし。
でも今一つ正確さを求めない、ぞんざいなところが私似。

万華鏡の中の仕組みはこんなふうに(↓)鏡が二等辺三角形になっていて、そこにビーズやなんやかやの入った小瓶を映す。



この鏡の角度、というのは200年ほど前にとある物理学者が計算して求めたもので、何種類かあるらしい。
今回は各辺が2.3×2.3×1.3�。はい、それぞれの角度が何度になっているか計算してみてください。
反射回数36回。

覗き穴も、丸じゃなくてかなりひしゃげた細長い菱形で、これも「最も美しく見える角度」ということで計算されているのだとか。
こーゆー計算だったらやってみても面白いか、と思うが何をどう計算すればよいのやら???

鏡を1.3�幅とかでまっすぐ切るのはとても難しいらしく、ちゃんとした職人さんに切ってもらわないとうまくできないのだそうだ。
貴重品。

小瓶には、グリセリンの液が入っている。こーゆーのを「湿式万華鏡」というそうだ。ゆったりと液体の中をビーズが動いていく、その動きを見ているとアルファ波が出る、と先生が言っていた。
へ〜〜〜〜〜。

ビーズは各自で好きなものを好きなだけ入れる。最初、量が少なくてさびしい、と思ったので追加したら、今度はちょっとごちゃごちゃしてしまった。
しかしマジで美しい。
「これも入れたら面白いぞ」という予想通り、短く切った赤と青のモールがいい味出してる。

モールは映ってないけど、こんな感じ↓。



それにしても。
こーすればこー見える、ということを考えた人もすごいけど、“万華鏡”という日本語を考えた人もすごいな〜。