昨日、自民党の総裁が正式に安倍さんに決まった。
朝のニュースでもう「安倍氏選出となっていたので、私も息子も夫も、「あれ?もう投票終わったんだっけ?」と思ったのだが、「いや、まだやんな。『へ』っていうのがついてるし」と思い直し、「それにしてもホントにもう安倍さんって決まってるわけなん?」としゃべっていたのだった。

まぁ、決まっていたわけだが。

何のために選挙やってんだ?と思うがしかし、得票率7割に届かなかったので、安倍陣営としては微妙な勝利だったのだとか。

さよか。

ずーっとマスコミも「安倍氏優勢」と言っていて、選挙当日の朝も「安倍氏選出。『へ』という助詞はこのようにも使えるものなのか、と変なところで感心してしまった。
新明解国語辞典第6版によると、『へ』の意味は「動作・作用がその方向に向けて行われることを表す」とある。
「安倍氏選出の方向に向けて選挙が行われる」というわけだな。

たとえそうだったとしても、見出しは「今日自民党総裁選出」でええんちゃうんかい。そんなに安倍さん安倍さんってインプリンティングしなくても。

そして次はもちろん「安倍氏首相へ」ってことになるんだろーなー。自民党の総裁がほぼ自動的に日本の総理大臣になってしまって、自分もその選出に関わりたければ自民党員になるしかない、みたいなこのシステムは、なんだかな〜と思う。

自民党総裁が首相じゃないことも、ほんの10年ぐらい前にあったのだが、この先あーゆーことはあるのだろうか。