��月ぐらいからずっとコンスタントに
仕事が忙しい。
私の仕事はデータ入力の内職で、
普段は2〜3万字のところが、7万とか
10万とか。もちろん分量の分だけ納期は
延びるし、“校正なし”なので、1日に
できる量は多くなる(はず)。

同じ分量でも打ちやすいもの、打ちにくい
ものがあるし、そもそも事務所から
言われるのは大雑把な分量なので、
「3万字じゃないですよ〜。これもっと
ありますよ〜」ということもある。
いくら納期に余裕があっても、やっぱり
前倒しでやっとかないと、後で泣きを
見ることにもなりかねない。

別にどっかへ出社して、「実働8時間」
でやってるわけではないから、
どううまく時間を管理するかが問題に
なる。

そもそも主婦の仕事というのも内職
みたいなもんで、食事の時間は大体
決まっているものの、何をいつ、
どういう順序でやるか決まっている
わけではない。
掃除なんか、本気でやろうと思ったら
いくらでもやれるが、どこまでやるかも
本人次第である。

私にとって、“掃除”はもっとも
優先順位が低い家事なので、仕事が
忙しい時は最低限、仕事が暇でも
最低限(笑)。
暇な時ぐらい真面目に掃除すれば
良さそうなものだが、「せっかく仕事
がなくて好きなことができるのに、
なんで掃除なんかしてなくちゃいけ
ないんだ」と思ってしまうから
しょうがない。

でも実際に暇な時に好きなことを
好きなだけやるか、というと
やっぱりそれも微妙で、結局だらだら
してしまうことも多い。

忙しい時ほど、「別に今やらなくても」
という余計なことがやりたくなるもので、
(仕事の背景に流してまで昔の宝塚の
ビデオが見たくなるのなんて正にそれ)
その余計なことをやるために一生懸命
やらなきゃいけないことをこなして
段取りをつけるから、結果的に暇な時
より色々できたりする。

時間をマネジメントするというのは、
いかにうまく優先順位をつけて
やるべきこと、やりたいことをこなして
いくかということで、人生というのは
すべてそれかもしれない。

好きなことばかりを優先して
やるべきことを後回しにすると
後で泣きをみることになるが、
しかしやるべきことをそつなく
こなして、好きなことはほどほどに、
という人生が泣きをみる人生より
幸せかどうかはわからない。

私としては「やっぱりバランスだな」
と思うけれども、破滅的な人生が
好きな人もいるでしょう。
あるいは苦難な人生が好きな人とか。

「俺は家族のために一生懸命働いて、
自分の好きなことは何一つできな
かったんだ」と言うおじさんは、
それはそれで「一生懸命働いたこと」
に誇りを持っているのだろうし。