リンゴの季節になった。
私は梨よりもリンゴの方が好き。
梨は酔っぱみが少なくて、水分が多すぎて、砂糖水のような感じがして、あまり積極的に食べようとは思わない。

まぁ、メロンやスイカに比べればまだ梨の方がいいけど。

酸っぱくない果物は嫌いなので、メロンはおいしいと思わない。あのねっとりした感じも嫌。
もしメロンが100円くらいで売ってる安い果物だったら、きっとみんなもそんなにおいしいと思わないのではないか、と考えていたが、最近の甘すぎる果物の傾向を考えると、「酸っぱくないものは果物じゃない」なんて思ってるのはやはり少数派なのかもしれない。

リンゴも甘くなった。

よく出回っている「つがる」や「ふじ」はちっとも酸っぱくない。「甘い」というより「みずくさい」と思う。
もちろん、旬にそれなりの値段のものを買えば、糖度が高くてしかも味も濃いものに出会えるのだろうけど、たいていは「甘い」というより「味がぼーっとしている」。

私が好きなのは「千秋」や「紅玉」。
「千秋」は時期がすごく短い。
生協では今週と来週の2週だけの取扱いだった。さびしい。
「紅玉」は昔からある、アップルパイには欠かせない酸っぱいリンゴだが、スーパーではあまり売っていない。
ので生協で買っている。
もちろんアップルパイを焼く、なんてことはしなくて、生で食べるのである。
酸っぱくて、味が濃くて、とてもおいしい。

リンゴも甘くなったし、イチゴも甘くなった。
新しい品種が次々と出て、甘い方、甘い方に改良されていく。やっぱり私にはみずくさくて、「イチゴの味がしない」ように感じる。

なんでみんなそんなに甘いのが好きなのだ。