「なんとか展」というものを見に行くと、土器だったり絵だったり装飾品だったりするその展示物には名称や来歴を記した標識(というのだろうか?)がついています。
大抵の場合日本語の他に英語でも書いてあるものですが。

時々、英語の方を見て、「へぇ〜」と思ったり、「あれ?」と思ったりします。

昨日の「狩野永徳展」。
「織田信長像」は英語で「Portrait of NOBUNAGA ODA」と書いてありました。
「ポートレイト」。
まぁ、確かに英語で説明するとそうだろうけれど、「信長のポートレイト」っていうと、なんかもっと違うものを想像しません?
写真というか。
「信長公の最新ポートレイトだよ! さぁ買った買った!」
みたいな、ブロマイドっぽいイメージというか。

きちんと掛け軸になっている「織田信長像」と、「ポートレイト」という響きのミスマッチさに一人受けてました。

同じところに「細川昭元夫人像」というのがあって、その夫人は信長の妹の「お犬の方」である、と説明されてたんです。
英語では「Lady OINU」。
「レディお犬」!?
まぁ日本語で「お犬」というのもすごい名前だな、と思うけど、それに「レディ」がつくのかと。
「〜の方」って「レディ」なのねぇ。

漢字がいっぱい並んだ土器の名称なんか、英語見ると単に「Pot」だったりして。
「ポットでいいのかよ」みたいな。

ちょっとした小ネタでした。