30年ぶりに、帰ってきました、『ヤッターマン』。
というか、ドロンボー一味(笑)。
新聞のテレビ欄のところにも
「30年前の女子高生のみなさん、お待たせー」
というボヤッキーの広告が出てましたし、新番組予告もヤッターマン1号2号ではなくドロンジョ達の映像。
30年前はそうは思っていなかったと思うんだけど、主役は彼らだったのよねぇ。

うちの夫はタイムボカンシリーズ大好き人間。
今朝、「今日から『ヤッターマン』だよ」と教えてあげると、「そうか、祝日に始めるとはうまいな。1回目ぐらい見せたろという腹やな」と。
そう、今日は見られるけど、普通のお父さんは来週から見られません。皆さんビデオに録るのでしょうか。それとも、「昔のなら見るが、新しいのだったら別に見なくていい」なのでしょうか。

とりあえず1回目を見て考えようと思った人も多いのでは。

オープニング。
懐かしの『ヤッターマンの歌』ですが、歌っているのは音屋吉右衛門。世良公則と野村義男のユニットです。
う〜ん、なんか微妙?
山本正之さんのあの声に慣れ親しんでいる者にとっては、世良さんの声はあまりにもイメージが違いすぎる。バックがギターだけというのも、お洒落だけど、大人しすぎるというか。
でもまぁ、ちゃんと『ヤッターマンの歌』だったので合格。全然違う歌だったらさびしかったもんね。

ドロンボー一味はドクロベエ様も含めて30年前と声が同じ。
ギャグから何からすべてが懐かしい。
ドロンジョ様の衣装が爆発でぼろぼろになって、ボヤッキーが「昔はもっと見えてたのに」みたいに言うところなど、心憎い。
女神像を盗むシーンではちらっとハクション大魔王の像も映ったりして、おばさん心をくすぐります。

一方のヤッターマン。ガンちゃん、アイちゃんは声が違う。
まぁそれはそのうち慣れるだろうからいいとして、すごーく「今ドキ」な感じになってて、我が家では突っ込みまくりでした。
「何、『200パーがっかり』って?」
「あーゆー、目が白丸になるのとかって、今はやってるの?」
「なんかアイちゃんマセすぎじゃない? 何歳なん?」

中学生らしいです。
今の中学生はあんななんでしょうか。

セリフも絵の表現も今ドキすぎて、おばさんにはいちいち癇にさわりました。
ドロンボーは私たち向け、ヤッターマンは今の子ども向け、という一種の棲み分けなのかなぁ。

しかしやっぱりヤッターワンが動いて、「メカの素」が出てきて、「今週のびっくりどっきりメカ」が出てくるとつい喜んでしまうし、「おだてブタ」も「お仕置きだべぇ〜」も楽しい。

30年前のことなど知るよしもない息子にも面白かったみたいです。来週も見ると言ってました。
家族全員で見ていたので、「パパは昔ヤッターマンのまねをして……」という話も暴露されるし。
親は先回りして色々「これはな、あれはな」と説明するし。

『ヤッターマン』、一家団欒に効果大です(笑)。

私など、ついつい『タイムボカン名曲アルバム』↓

(現在は『タイムボカン名曲の夕べ』というタイトルで売られているらしい)
を引っ張り出して、「これがオリジナルよ〜」と無理矢理息子に聞かせてしまいました。

っていうか、どーしてもすぐに私が聞きたかった。
山本正之さんの歌声を。
そしてドロンジョ様達の歌を。
昔、エンディングはドロンボー一味の歌だったのです。
なぜmihimaruGTなのだ……。

名曲アルバムのおかげで、ヤッターワンが途中でヤッターキングになることも思い出しました。ペリカンとかパンダ、コパンダとか色々出てきたなぁと。

ちなみに私はこの名曲アルバムをCDで持っているのではなく、以前会社の先輩にダビングさせてもらったテープを持っています。
その先輩は京大出のすご〜く頭のいい人で、やたらにアニメや時代劇に詳しい超テレビっ子でした。そーゆーコアな話題に負けずについていく私も私でしたが、「どんなにテレビを見ていても頭のいい人は頭がいいのだな」と感心したものです。先輩、そんなにテレビ見てていつ勉強してたんですか?

ちなみにあさってからCS『キッズステーション』で昔の『ヤッターマン』の放映が始まります。
録画するならやはりこちらの方でしょうかね、旦那様?