昨夜のつぶやきの解説。

ほんと言うと思いついたのはおととい。食育教室でのこと。うちの息子は左利きなので、左で包丁を使う。

それでなくても包丁なんてたまにしか使わなくて危なっかしい上に、持ってる方向、切っていく方向が違うので、より危なっかしく見える。

しかも、「こうするんだよ」と教えるのが左右逆で、教えにくい。

「左利き」のことを俗に「ぎっちょ」と言う。

私にとっては、「左利き」というちゃんとした言葉より「ぎっちょ」の方が馴染み深い。

うちの弟も「ぎっちょ」で、よく言ったり言われたりしたから。

んで。

「ぎっちょ」ってなんでそういうふうに言うんかなぁ、と思って、「左義長(さぎちょう)」という言葉が頭に浮かんだ。

「左義長」って、「ひだりぎちょう」とも読めるやん。

「左義長」を辞書で引くと、いわゆる「どんど焼き」の宮中での行事名らしい。

滋賀県では、近江八幡市の「左義長まつり」が有名。お正月ではなく3月にあるので、もともと「左義長」が「どんど焼き」と同義だとは今初めて知った。

「左義長」は当て字で、もとは「三毬杖」と書いたらしい。行事とは別に「毬杖(ぎちょう)」を持って舞う舞楽があり、「右」に持つのが本来のところ、「左」で持って舞った人がいて、そこから「左毬杖」→「左ぎっちょ」という言葉が生まれた、とネットで調べたら出ていた。

私はまた「左義長」の「左」の字に注目して生まれた言葉遊び的なものかと思った。

あえて「左」と言わず、「あいつ義長やな」とだけ言って、「左」を連想させる、みたいな。


ちょっとした小ネタでした。