(※感想本編はこちら。)



パンフレットが届いたので、ちょっとだけ、おまけです。
東映公式さんのサイトで3月18日に注文して、25日に到着。ちょうど一週間かかりました。
本体1000円、送料880円!!!
劇場で買えていれば必要なかった880円と思うと、いっそう高く感じますねぇ、ううう。

でも仕方ない、オーズだから仕方ない、買わないという選択肢はないのだ。これはお布施なのだ、功徳を積んで来世でアンクちゃんと会わなければ。
うん、もう、この裏表紙だけで僕は満足ですよ。買った甲斐があった。


キヨちゃーん!!!
やっぱりあのアジトにキヨちゃんいたんですね。映画見てる時全然気づけなかったけど、今度円盤買ったらじっくり探したい。
真木博士ご本人の登場がないのは寂しかったけど、キヨちゃんがいることでまさにオールスターキャスト、全員集合。パンフのインタビューでも話題にされてますが、ゲスト出演者なしで当時のメンバーだけで10周年新作作っちゃうの、ほんとすごい。

古代オーズは中の人いないし(というかテレビ本編でもちらっと出てるから、ある意味古代オーズも“全員集合”のうちの一人ですよね)、新キャラのゴーダも声だけですもんね。

本物の映司、映司のふりをしたゴーダ映司、本性を出したゴーダ映司、そしてアンクが憑いた映司。いわば一人で四役やった秀くん、あらためてすごい。

キャストのインタビューは他のところでも見聞きした内容が多くて、そんなに目新しくはなかったけど、でもやっぱり読んでるとグッと来てしまう。
秀くんが「MEGA MAX」の話してるとことか。
「MEGA MAX」のアンクが帰る先――。あの映画を作った時、どれくらい裏設定が考えられてたのかわかんないけど、本当にあの話のアンクちゃん、最後になんともいえない表情をしているので……。ちゃんと全部繋がってしまうの、怖いくらい。

「MEGA MAX」のオーズパートは靖子にゃん(小林靖子さん)担当で、今回の10thも「アンク視点から描く」というアイディアを出したのは靖子にゃんだそうで。

靖子にゃん、恐ろしい子!!!

今回の脚本を手がけた毛利さん、そして監督の田崎さんも、「美しく完結したテレビ本編があって、そう簡単にアンクは復活しない」という見解のもと、「映司の物語の結末はこうならざるをえなかった」とおっしゃっていて、そこはもうほんと、しょうがない。私も感想本編に書いたけど、「アンクが蘇ってめでたしめでたしで終わる」というのはなんか違うと思うし。

毛利さんは「映司の背負った業が深すぎる」と言い、秀くんは「これでやっと映司は救われたのかな」と言い。

あー、うん、そういうことなのかもしれないね。

女の子を救えなかったことで、グリードになってもいい、人間を辞めてもいい、とまで思い詰めた人なんだもんね。アンクちゃんのメダルが割れていることに気づかず、アンクを死なせてしまったことに対しても、きっと深く傷ついて、後悔して、「絶対にアンクを復活させる」って、心底思い詰めて旅を続けてたんだろうからなぁ。

「MEGA MAX」の「いつかの明日」という希望は、「呪い」でもあって、その明日を探す以外の選択肢を――可能性を、奪うものでもあったろうから。

無欲なように見えて実は誰よりも満たされていなかった映司くんが、女の子の無事とアンクちゃんの復活を見届けて満足して死んでいくというのは、なるほど「救い」なのかも……。

ただ、毛利さんが「永遠に近い命を持ったアンク、そのアンクの記憶の中で映司はずっと生きつづける」っておっしゃってるのは、わかるけど酷だなぁって。アンクちゃん側からすれば本当に本当に残酷な話で、それこそあの「MEGA MAX」で生きている映司から「これが最後?」なんて言われちゃう時のアンクちゃんの気持ちを想うと。

人間のようには老いず、死なない、グリードのアンクちゃんが、やがて一人ぼっちになる未来。人間よりもずっとずっと長く、その先を生きていかなきゃいけない。

なんか、後藤ちゃんにプライベートで「守るもの」ができてるらしいので、後藤ちゃんの子孫と仲良くしたりしてるのかな。
比奈ちゃんのお腹に映司くんの子が……みたいなゲスな想像もしないことはないけど、なんか、やっぱりそれは違う感じがして、後藤ちゃんの息子だか孫だかをアンクちゃんが鍛える、みたいな方が妄想としては楽しい。

TTFCで今夏配信予定という「バースX誕生秘話」には後藤ちゃんの「守るべきもの」が具体的に描かれているのかなぁ。TTFCだし、見られないけど、ずーっと言い続けてきた「バースチームのスピンオフ」がやっと実現したのは嬉しい限り。
ドクター真木、そっちには回想だけでも出ないかしら。



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