【シャッフル再生しかできなくなったAmazon Music Prime】

プライム会員対象の「Amazon Music Prime」の仕様が変更され、聞ける楽曲が増えた代わり、シャッフル再生しかできないというエグいことになりました。

プレイリストを作ってもいきなり関係ない曲から始まったり、アルバムから再生しようとしてもアーティストから再生しようとしても1曲目から全然違う人の曲だったり……。せめて違うのは5曲目ぐらいからにしろよ、Amazonさん

ITmediaさんのこちらの記事には「購入したアルバムもシャッフル再生するようだ」と書かれていますが、今ブラウザ版で試したところ、購入アルバムは普通に「再生」マークが表示され(他の曲では「シャッフル」マークしか表示されない)、好きな曲をピンポイントで再生できました。 
さすがに購入楽曲はねぇ。ピンポイントで聞けないなら、何のために別途お金を払って購入したのかわからないですよね。

これまで、確かにPrime対象の楽曲が少なくて「聞きたいものがないな」となっていたのは事実なんですが、しかしシャッフルしかできないならSpotifyの無料プランでいいですよね。あっちは広告が流れるけど、Amazonの楽曲が増えてもSpotifyの方がさらに聞ける曲多いと思うし。
しかもSpotifyはPCからだとシャッフルじゃなく普通にピンポイントで聞きたい曲が聞けるので、私のようにほぼPCでしか利用しない人間にはSpotifyの圧勝。

Prime VideoとAmazon Photosでプライム会費の元はまずまず取れてるので、無理にAmazon Musicを使う必要はないしなぁ。


【しかしAndroid4.0のIS17SHでは聞きたい曲が聞ける?】

2018年の4月、「Android4.0でAmazonMusicが復活した件」という記事を書きました。Android4.0のIS17SH、まだまだ現役で毎朝私を起こし、ラジレンジャー録音にも活躍してくれています。

ただAmazon Musicはさすがに動作が重いので、ほとんど使ってなかったんですが。

今回の仕様変更、Android4.0端末にも影響あるのか?と久々にAmazonMusicを起動。いちいち動作に時間がかかるものの、ちゃんと立ち上がって「最近再生した楽曲」とかも出てきて、プレイリストの再生もできました。プレイリストの任意の曲を選んで再生できる。


まぁアプリが古いまんまなんだから、新しい機能には対応しないでしょう。なので「増えた楽曲」には対応しないし、「増えた楽曲で新しく組んだプレイリスト」も出てこない。もしかしたら、すでに作っていたプレイリストやお気に入りにしていた楽曲以外にはアクセスできないのかもしれない。(何しろ動作が重いのであれこれ検証することは無理でした。なんか爆速で電池減って電源落ちたし)

まぁ、一応使えるけど、日常使いするのは難しいですね(^^;)
ちなみにAndroid7のSHV33の方はIS17SH以上に動作が重い(内蔵メモリがいっぱいいっぱいですぐクラッシュする)ので、Amazon Musicはアンインストールしました。Pixel4aにはそもそも入れていません。シャッフルのみになってしまったから、今後も入れることはないでしょう。さようなら、Amazon Music……。


【ストリーミングサービスの罠】

今や音源を買って聞く人よりも、ストリーミングサービスで音楽を聞く人の方が多いのかもしれませんが、音楽ストリーミング、こうしてある日突然仕様が変わって、使い勝手がガラッと変わってしまうリスクがありますね。
GooglePlayMusicもYouTubeなんとかになって、ロッカー機能なくなっちゃったしなぁ。

仕様が変わるだけでなくいきなりサービス終了するかもしれないし、ちゃんと存続してても古い端末では利用できなくなってしまう

購入音源――というかMP3やAACで持ってる音源は、Android2のIS03でもまだ聞けるんですよ。古い端末を音楽プレイヤーとして使うことができる。まぁ、今どきは端末は返却だったり売却だったりで、手もとに古い機種を持ち続ける人は少ないんでしょうけども。


【手持ち音源の罠】

AmazonやAppleで購入した楽曲は、基本的には再ダウンロードが可能です。なので手もとのPCや端末からうっかり削除してしまっても、配信停止になっていない限り――そしてAmazonやApple本体のサービスが終わらない限り、またダウンロードして聞くことができる。はずです。

なのでそんなにバックアップのことを考えなくていいんですが、昔のCDやレコードから自分でリッピングした音源については、うっかり削除した時(あるいはPCがクラッシュした時)のために、バックアップしておく必要がある。
配信されてない昔の楽曲ってまだまだいっぱいあるわけで。

しかしHDDにしてもUSBメモリ、SDカード、DVD等の光ディスクにしても、せっかくバックアップとしてコピーしておいても、いざ使おうと思うと読み込めなくなってることが多々あるんですよねぇ。
こないだ実際にDVD-Rがダメになってて、「きえぇぇぇぇぇぇぇぇ!」ってなりました。

ストリーミングサービスなら、自分で音源をバックアップする必要なんてないわけです。PCやスマホを買い替えても、ファイルを移し替える必要はない。アプリを入れてログインすればそれでまた好みの楽曲が聞けるようになる。
万一の災害等で手持ちの音源全部なくしても、ストリーミングサービスなら……。

GooglePlayMusicのロッカー機能はほんと便利だったんですけどねぇ。配信されていない昔の音源などもアップロードしておけばどこからでもアクセスできて、万一の時にはダウンロードもできて。
YouTubeMusicもアップロードはできるけど、ダウンロード機能がない

GoogleTakeoutの機能で一応ダウンロードもできるようですが(参考記事こちら)、1曲ごとやアルバムごとではないし、ファイルのリネームも必要で、あまり使い勝手は良くなさそう。まぁ手持ち音源全部飛んだ時の保険としてアップロードしておくのはありですが。
ちなみにYouTubeMusicには最大10万曲までアップロードできるようです。

YouTubeMusic、全然使ってないけど、保険としてまたちょっとアップロードしておくかな……。


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