今夜のNHKスペシャルは、「公園に遊具を取り戻そう」みたいなお話らしい。面白そうなので録画しとかなくっちゃ。

最近は、「危いから」という理由でどんどん遊具が撤去されて、「がらんどう公園」になってしまっているところが多いのだとか。
我が家の近所の「広場」も、息子が3歳ぐらいまでは箱形ブランコと滑り台があったが、いつの間にか撤去され、今では鉄棒があるだけのただの空き地のようになっている。
箱形ブランコは事故が相次いで各地で撤去されたようだが、なんで滑り台までなくなってしまったんだろう。
ブランコがある時はそれなりに子どもの姿を見かけたが、最近は近所の工事のトラックが止まってたりとか……。
その方が危なくないか?
(確率で言えば、遊具で怪我するより交通事故に遭う率の方が高いんじゃないんだろうか? 車はどんなに危なくても撤去されない)

近所で一番遊具があるのは「幼稚園」で、土日は乳幼児を遊ばせている人も多い。でも普段は園児がいるので一般の子どもは遊べない。
幼児はもちろん、小学生が外で元気に遊べるような空間は、近所にはない。
「本読んでるから遊ばない」と誘いを断っていたかわいげのない子どもだった私でさえ、公園で延々ブランコを漕いだり、雲梯で遊んだ覚えがあるのに、今の子はどうしているんだろう。まぁ遊具がある公園でもDSやってんのかもしれないけど。

昨日の「世界一うけたい授業」の中で、「科学実験」の説明をするのに「シーソーを思い出してください」と言っていたが、今の子はシーソーで遊んだこと、あるんだろうか。
私の子どもの頃にも、滑り台やブランコに比べればシーソーがある公園というのは限られていたが、今住んでいるところの近くでシーソーを見たことはない。
うちの子は、一度五月山の公園(めっちゃ県外)でシーソーに乗ったことがある。あと、たまたま「木のおもちゃ」を展示しているイベントスペースで、小さいシーソーが置いてあったのと。

ジャングルジムとか……ないよな。

私でさえ(←くどい)、道路にチョークで○書いて石蹴りしたり、神社の石段で「グリコ・チョコレート・パイナップル」とじゃんけん遊びをしたり、「かごめかごめ」だの「花一匁」だの鬼ごっこだのをした覚えがあるのに。
幼稚園とか学校の休み時間ではなく、普通に“その辺”で。

いつも、体操クラブのウォーミングアップで「手つなぎ鬼」をやる。息子の友達は、何よりこの「手つなぎ鬼」が楽しみで体操に通っているらしい。
確かにそんな遊びをするような場所も、人数も、普段の生活ではないもんなぁ。
幼稚園から中学生までの子ども達がわーっと走り回って一緒に遊んでいる風景なんか、どこでも見ない。私も、そのためだけにでもずっと体操に通わせようと思っているくらい。

「手つなぎ鬼」は鬼にタッチされると鬼と手をつないで自分も鬼になるので、追いかける相手だけでなく、手をつないでいる相手のこともちゃんと考えていないと、うまくいかない。時々転んだりぶつかったりして泣きが入ることもある。
普段は「4人以上になったら2組に分かれる」のだが、たまに「ひたすら手をつないでいく」ルールの時があって、長くなってくると本当に大変そうである。
しかも幼稚園から中学生までいるんだからね。
背丈も走る速さも「追いかける執念」もまちまちだもの。

機会と場所をちゃんと作ってあげないとな。