(※『ポーの一族』本公演の感想記事はこちら)

雪組さん『ポーの一族』新人公演、ライブ配信で観劇しました!!!
華世京エドガー、観ないわけには行きませんよね!!!!!

観てからもう一週間経ってしまって、細かい記憶がだいぶ薄れてしまっていますが、自分用メモとして書き残しておきます。

『蒼穹の昴』『ボイルド・オンザ・トイル・トレイル』で新公主演を務めた華世さん、これが3回目の主演。『Lilacの夢路』ではフランツ(朝美さんの役)、『ベルサイユのばら』でアンドレ、『ROBIN THE HERO』でカーク(諏訪さんの役)、そして『ボー・ブランメル』ではピアポント(縣さんの役)でした。

すでに本公演で主要な役を任されていることもあってか、直近3公演では脇に回っていたわけですが、新公最後の年に『ポーの一族』で主演!!!

“持って”ますよねぇ。

そんな華世さんエドガー、最初に登場してきた時の美しさがもう!!! 予想通りエドガーの扮装が似合いすぎる!!!! 朝美さんエドガーも美しかったけど、華世さんエドガーはまた違ったみずみずしさがあって、まさに「漫画から抜け出たよう」。

序盤の「まだ人間の子ども」時代はほんとに元気いっぱい、やんちゃな感じで可愛らしいし、中盤以降、バンパネラになってからのせつない表情、哀しさと妖しさ。華世さん、笑うととても童顔というか、やはり元気で可愛らしい感じになってしまうので、バンパネラになってからも時折“やんちゃ風味”が顔を覗かせていたけど、それもまた魅力。

休憩なしで最後まで駆け抜けることもあって、見入ってしまいましたね。他のキャストの皆さんも素晴らしく。

メリーベル役の澄花まいさんはまだ研2ということで、さすがにお芝居(台詞まわしなど)が少し弱いかと思いましたが……あんまり印象に残らないというか……(^^;) その分、本公演よりもエドガーとアランの物語に焦点が当たって見えました。

アランは律希奏さん。『ブランメル』では主演で、「まだ研3なのにすごい」と思いましたが、アランは少し苦戦している感じでしたね。鬘が合ってないというか、可愛さが生かされてなくて、まずビジュアルがもったいなかった。もともと大人っぽいお顔立ちなのかなぁ。ブランメルやジェローデルはよく似合ってらしたのに。

新公を観て、改めて本役の縣さんアランは可愛かったなぁ、と思いました。下級生がやるアランよりずっとビジュアルもお芝居も可愛いってすごくない? アランってずっと怒ってる&イライラしてる子で、そのイライラを自分でもどうしていいかわからない、っていう、まさに思春期そのもののお芝居が要求されて、数百年生きてるエドガー役とはまた違う難しさがあるんだなと。

宝塚の男役としてこういう「思春期少年」をメインキャラとして演じる機会はそうそうないわけで、新公を観ると本当に改めて本役さんの凄さがわかる。縣さんアランをもう一回観たくなりました。(もちろん律希さんもがんばってたよ!)

ポーツネル男爵役は霧乃あさとさん。華世さんと同じ研7。とてもイケメンで、お芝居も良かったです。なんかちょっとノルさんを思い出す風貌。

そしてシーラ、白綺華さん。とにかく『ベルばら』新公のアントワネットが堂々として凄かった白綺さん、今回も普通にシーラ。まだ研6なのにベテラン女優感がすごい。序盤、「まだ人間のシーラ」ということで声色に気を遣っていたのか、少し声が細い(弱い)ように感じたけど、次第に気にならなくなって、見事なシーラでした。

そんなシーラに誘惑され、ころっと落ちたくせに「脈がない」と知ったとたん手のひらを返すすべての元凶クリフォードは苑利香輝さん。苑利さん、前回『ブランメル』では瀬央さんの役をとてもチャーミングに演じてらしたし、『ROBIN』新公では主演を務められたらしく。

なんか、苑利さんももう貫禄があって、普通にお芝居巧くて、「え?研5?え??」ってなるんですけど。

クリフォードの婚約者ジェインを星沢ありささん。星沢さんを最初に認識したのがバウ『ステップ・バイ・ミー』で、ジェインはあの時の役のイメージと似てる感じがして、こういう儚そうな、気弱そうな女性、似合うな、と思いました。本公演では気の強いマーゴット。マーゴットも良かったし、どっちもできるのね。

本役ジェインだった俺の華純沙那ちゃんはなんとブラヴァツキー! キャスト表を見た時は驚きましたが、出てきてさらにびっくり、華純さん巧い!!!

メイクや衣装にも助けられてるとは思いますが、口を歪めたオーバーな表情とセリフ回し、いかにも「うさんくさい魔女」という感じで見事でした。クセのある濃ゆいキャラの方が役作りしやすいのかもしれないけど、それにしたって「可愛い娘役さん」がここまで振り切ったお芝居をなさるとは。

途中、若いご婦人が憑依して喋るところはもちろん若く可愛く。すごいなぁ、華純さん。自在だなぁ。

華純さんもこれが新公最後ですよね。本公演での活躍がますます楽しみ。

他に目を惹いたのはバイク・ブラウン4世役の水月胡蝶さん。細面のイケメンで、ちょっとトドちゃん(轟悠)風味だった。星沢さん、苑利さんと同じ研5。

老ハンナ役、研6の瑞季せれなさんもとてもお上手だった。老ハンナやキング・ポーが村人たちに襲撃されるシーンは割愛されてて、それほど出番はなかったけど、老ハンナの威厳と落ち着き、「ただ者ではない感」がしっかりあった。

マーゴット役音綺みあさんは研4。律希さん同様鬘が合ってないというか、元が大人っぽい風貌の方なのかな、ビジュアルが微妙だったけど、なんか、観ていて「マーゴットも可哀想な子だよな」と思ったので、お芝居はきっと良かった。

最後の挨拶、華世さんの涙がとても尊くて。すでにバウ主演も果たして、本公演でも大きな役をもらっていても、やっぱり大劇場でセンターに立つというのは格別なんですねぇ。しかも『ポーの一族』という大作で、エドガーなんですもんね。

冒頭にも書きましたが、新公最後の年にエドガーが回ってくる、“持って”ますよね。

華世さん華純さんはもちろん、これからの雪組がますます楽しみです。次は『モンテ・クリスト伯』。上演日程がきつすぎて、チケットはもちろんライブ配信を観るのも大変そうですが……。華世さんは何の役をやられるのかな~。