ケータイで撮ったのでちょっとわかりにくいけれども。
節分の時に、いわしの頭を柊に刺して出入り口に「魔除け」として飾っておくもの。
我が家では毎年恒例で、まぁ田舎だし他の家でもやってるんだろうと思っていたが、たまたま今日遊びに来た友達に「珍しいね。実家でもやってないよ」と言われた。

もちろん私の実家(北摂地方)ではやっていなかった。
いわしは食べていたと思うが。

友達の家では、旦那さんが青背の魚を嫌いなため、「今年はとうとういわし自体を食べなかった」と言っていた。
我が家でも義妹がいわしを嫌いなのだが、好き嫌いに関わらず七草がゆも小豆がゆも、行事的なものはとりあえず食べなければいけない。

節分だけでなく、大晦日にも「年越しいわし」。
「なんで2回もいわし!」と義妹が嘆いていた。
「年越しいわし」の方は、私は嫁いでから初めて知った。スーパーにやたらに並んでいる「節分いわし」と違って、大晦日にはそんなにもいわしは並んでいない。
売っていなくて夫が怒っていた年もあった(そんな怒らいでも)。

でも本当は、どっちかを食べればいいような気がする。
「立春」前の「節分」というのは旧暦では正月前だから、そこが「年越し」のはずで、そもそも「節分いわし」と「年越しいわし」というのはイコールだと思われる。

新暦と旧暦がごちゃごちゃだから義妹は2か月の間に2回もいわしを食べなくちゃいけなくなるのだな。
私は別に毎週食べても平気だが。

ちなみに今年は旧暦では「年内立春」で、まだ今日がやっと12月の19日。節分は12月16日だったことになる。
年を越すにもまだ早い。