昨日はいきなり朝青龍が負けてしまいました。
なので気を取り直して(?)また算数のお話です。

昨日、図書館に行って、息子が1時間以上ねばって帰ろうとしないので、私もテキトーに児童書コーナーを見ていたのですが、ふと算数のことが気になって、
「算数のなぞ」という本を手にとってみたのですね。
この本には「2」という続編もあるのですが、確か「1」の方だったと思います、「0.99999……=1」というのが書いてあったのは。

借りてこなかったので、もしかしたら間違っているかもしれませんが、そこにはこんなふうなことが書かれていたのです。

0.99999……の大きさを仮に■で表すとします。
0.99999……=■ です。
この両辺に10をかけると、
9.9999……=10■ になりますね。
ではここから元の0.99999……を引くとどうなるでしょうか?

9.9999……−0.99999……=9 になりますよね?

一方 9.9999……=10■なわけで、10■から10倍する前の■を引けば、9■になるはずです。

つまりは
9=9■

両辺を9で割れば
1=■ 
です!

■は0.99999……だったわけですから、つまり
0.99999……=1!

えーっ、そんなぁ。

納得いきませんよねぇ。
だったら0.99999……なんて書き方はやめて、最初から「1」って書いてくれればいいじゃん。イコールなんだったらさぁ。

でも、これで例の「3分の1問題」が解決してしまいます。

「3分の1」を3倍したら「1」になるが、「0.33333……」を3倍しても「0.99999……」にしかならない。
「3分の1」と「0.33333……」はイコールじゃないじゃん!
という話がこれでおしゃかになってしまうのです。

そもそも同じことを「0.3333……」でやれば、
3=9■
となって、見事に
■=0.3333……=3分の1
となります!

こーゆーのを、「狐につままれたような」と言うのですね。
そんな証明されたって全然納得いかへんっちゅうねん(笑)

『算数のなぞ』は借りなかったんですが、『平面人からの手紙』という本を借りてきました。なんか小数がいっぱい出てきたから、参考になるかと思って……。
こちらは「数学ファンタジー」と銘打たれていて、ストーリー仕立て。お話自体はそこそこ面白かったけど、算数の部分はもう途中で放棄しました(笑)。

0.33333……は後ろに「……」がつくんだけど、前に「……」がつく数を考えたりするんですね。
「……72465388.11546」みたいな。
ほら、もうついていけないでしょ?
上の位が無限に続くなんて、どういう数字よ。ほとんど無限大みたいなもんじゃないの。

しかもこれを足し算したり引き算したりするわけ。

で、前にも後ろにも「……」がついてる数字まで出てくる。
「……25789.63524……」
で、やっぱりこれを足したり引いたりするんです。

うわーん、わかんなーい!

両側に「……」があるの、「10進ソレノイド」って言うんだって。
ソレノイドとは誰の井戸?(くだらん)

一体この本はどんな子どもが読むのか、どーゆー年齢層が対象にされているのか、ホントに児童書コーナーに置いておくべきものなのか?
もう13年も前の本なので、出てくるのがパソコンじゃなくてワープロで、「平面人からの手紙」はフロッピーに記録されていたりします。
最後まで「平面人の居場所」というか、完全な種明かしがされないので、最後のページまで来て「えーっ、何、これ、ちょっと、誰か説明してよ!」と叫んでしまいました。

気になる人は図書館で探してみましょう。