……このタイトルを見て本歌がわかる人ってどれくらいいるんでしょう。
「私、祈ってます~♪」という歌が昔あったんです。
ムード歌謡で。

――って、「ムード歌謡」なんて言葉ももう死語ですかね。
敏いとうとハッピー&ブルーだそうですが。

そんなことはともかく。
暑い。
暑すぎる。

午後の4時くらいには室温が37℃もある。ほんとに室内か
「涼しいなぁ」と思う廊下でも32℃。

ちなみに私の体温はたいてい35.5℃くらい。

ああ~、うだる~~~~~

デジカメが壊れるより先、私の頭が壊れます。
動作可能温度10℃~30℃までですから。


で。

「うだる」という言葉です。
「うだるような暑さ」と言う時のこの「うだる」の意味を答えよ。

なんとなく、「茹だる」かなぁ、と思うよね。
「茹でる」という言葉と関係あるんやろな、と。
人間が茹で上がりそうな暑さ。
きっとこれでしょう。

新解さんによると、
【うだる】①ひどい暑さで、からだがぐったりする。
     ②ゆだる。

え。「ゆだる」は2番目ですか? 「暑くてバテバテ」っていうのが1番の意味なの?

25年前発行の旺文社国語辞典をひいてみると、
【うだる】(「ゆだる」の転)①ゆでられる。
     ②暑さでからだがだるくなる。げんなりする。

やっぱり、もとは「茹だる」で、「茹でられるような暑さ」というところから、「バテバテ」を意味するようになったんでしょうね。

今では「茹でられる」の意で「うだる」を使うことがほとんどなくなってしまったので、最新の新解さんでは「バテバテ」が先に来てるんでしょう。

ちなみに
【茹だる】十分にゆでられる。うだる。

「茹でる」は他動詞。
「茹だる」は自動詞。
「茹だる」もあんまり使わないよねぇ。

「茹だったら、ざるに上げて冷まします」とか、料理番組では言うかな。

料理番組も料理本もほとんど見ないからなぁ。

「茹で上がっちゃいそうなぐらい暑い」って、うまいこと言ったなと思うけど。
早くざるに上げて冷ましてほしいっす